花見

私の家のベランダの目の前には桜の木がある。

 


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これがまあ美しいのなんの、ということで、近所に住んでいる義両親と義祖父母を呼んで花見をした。

 

ベランダに面した部屋は特にまだ何も置いていない。

ここに電気カーペットを敷いて、衣装ケース並べ、テーブルクロスをその上から敷いた。

室内でお花見である。

 

各自料理を持ち寄って、土曜の昼から桜を見ながら酒を飲んだ。

私はベランダにカセットコンロを置いて炉端焼きをした。


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食べ疲れたら今度は皆で麻雀をした。

義父は高校の頃から嗜んでおり、めちゃくちゃ強かった。

昔は今より麻雀が流行っていたのか、妻以外皆ルールを知っていた。

妻も興味があったようで、義理の祖父母と話しながらプレイ。

 

その後もグダグダ酒を飲みながら談笑。

 

 

幸せってこういうことだなあ、としみじみ思う。

家族ってのは尊いものだなあ、と。

妻の家族と接するようになってそう思うようになった。

ゴルフデビュー

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先週末、妻と義両親と伊豆に行った。

 

ゴルフをするためである。

 

最近ゴルフにハマり始めた義母の誘いで、正月に妻とゴルフの打ちっぱなしに行ったが、せっかくならゴルフ場でゴルフしようということになったのだ。

 

義父の運転で伊豆に向かう。

 

 

ゴルフといえば早朝に出発して午前中に9ホール、昼食をとって午後に9ホールするのが一般的である。

しかし、今回私達は初心者ということで、一般にハーフコースという、9ホールだけプレイすることにした。

ということで、私達は午前中にゆっくり出発して、お昼時にゴルフ場に到着した。

 

 

受付を済ませて、まずは腹ごしらえ。

 

ゴルフ場内のレストランで金目鯛の煮付け定食を食べる。

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義父いわく、ゴルフ場はどこもランチに力を入れているとのこと。

周辺に食事を取れるような場所はなく、プレイする人は皆ゴルフ場内のレストランで昼食をとることになる。

当然価格は高いのだが、質が低いとゴルフ場の人気に直結するだろう。

私が食べた金目鯛の煮付けも美味しかった。

 

 

昼食後、ウェアに着替えていよいよプレイ。

ちなみに義両親は自前のゴルフクラブセットを持っているが、私達はレンタル。

ゴルフクラブを受け取り、カートに乗り込む。

 

テレビのゴルフ中継で見たことがあるかもしれないが、ゴルフ場は当然広いし、ゴルフクラブセットは重いので、カートで移動する。


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これ、すごいのが完全自動運転。

ボタンを押すと決められたルートの上を勝手に走る。ボタンをもう一度押すと止まる。

坂道だろうと、砂利道だろうと全くブレずに走る。

「ここ、少しズレたら坂道転落するよなあ」というような場所も全く心配なく走る。

ディズニーランドのアトラクションのようにレールが付いているのかと思うかもしれないがそんなものはない。普通のタイヤで走っている。

「画像認識で自動運転してるの?だとしてもこの運転精度は出なくない?」と思ってじろじろ見ていたら、「地面の下にセンサーが入ってるんだよ」と義父が教えてくれた。

「なるほど」と納得はしたが、だとしてもこの精度はすごい。

 

最初のホールのスタート地点に到着して、ようやく開始。

 


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ゴルフ場はこんな感じ。

少なくともこのホールに関しては私達が貸し切りになるので、見渡す限り誰もいない。

天気もよく気持ちいい。

たしかにこんなところでボールかっ飛ばしたら気持ちいいなと思う。

 

「フォームってどんな感じだったっけ…」と思いながらスイングした。

まあ、飛ばない。

空振りの後、当たったと思ったら地上を転がっていく。野球だとセカンドゴロである。

 

ゴルフ場というのは当然のことながら、きれいな平らな地面で両脇にネットが取り付けられている、というわけではない。

下手な人間が打つとあらぬ方向に向かい、ボールをとりに行くのが大変だ。

 

私達は義父以外はポンコツの素人なので、当たったはいいもののものすごい勢いで斜めに飛んでいき、場外に落ちていく。

↑の写真も右奥がちょっとした谷のような構造になっており、義父以外の3人は皆ここにボールを飛ばしてしまった。

ボールは安いとはいえ、自前のものなのでとりにいく。

気を取り直して打つとまた谷に落ちていき、「えいしょえいしょ」と取りに行く。

ゴルフってあまり激しい運動しないというイメージあるけど、めちゃくちゃ歩くということがわかった。特に素人は尚更。

 

実はプレイする前に義父が「まあ今日は初めてだし、スコアの厳密なルールは一旦置いといてとにかく楽しもう」と言っていた。

それを聞いて私は正直「楽しむならルールをきちんと守らなきゃだめでしょ」と思っていた。「空振りはきちんと1打としてカウントすべきだし、場外に飛んで打ち直す場合はペナルティの2打をカウントすべきだ」と思っていた。

やってみてその考えは改めた。律儀にやってもしゃーない。

 

なんとか「やってる」感を出して、コースを回っていたところ、カートに備付けられているタブレットに電話がかかってきた。

電話は受付からで、「ちょっと回るペースが遅いので、急いでもらえますか!」と言われてしまった。

「こちとら好きでちんたらしとるわけじゃないんじゃい」と思いながらも、打順のルールとか打数のカウントなどは適当にしてとにかく打ちまくった。

 

終盤の7ホール目くらいでようやくコツがわかってきて、ちょくちょくクリーンヒットするようになった。

誰もいないグリーンの上をボールが飛んでいくのはめちゃくちゃ気持ちいい。

良いところに落ちたときのウヒョー感はたまらない。

 

 

めちゃくちゃ雑な回り方をしたものの、ゴルフの楽しさが少しわかった気がするのでまたしたい。

 

ゴルフクラブセット欲しいけど、中古でも結構するんだよなあ。

 

 

東横さんぽ 武蔵小杉〜元住吉

春分の日

 

水曜日が休みって変な感じするな。(嬉しいのは間違いないが)

 

天気がいいので今日も東横線沿いを散歩する。

 

前回は武蔵小杉駅まで歩いたので今日は武蔵小杉駅からスタート。
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武蔵小杉駅はJRと東急東横線の乗り換え駅。そして、商業施設も多いので今日のような天気の良い日は人が多い。

 

 

そして、武蔵小杉といえばなんといっても、、、

 

 

大量に立ち並ぶタワーマンション群!f:id:strawpenguin:20240320175006j:image

 

この写真では3つしか見えないが、こんなのがこのエリアに乱立している。

 

タワマンと言えば武蔵小杉、武蔵小杉と言えばタワマンである。タワマンの聖地だ。

 

 

私は都市計画に疎いが、武蔵小杉がこのような街になったのは交通の便の良さであろう。

武蔵小杉駅は、JRだと横須賀線南武線、東急だと東横線目黒線が通っており、東急の両線に至っては他社と相互乗り入れしているため、東京方面だと東京メトロ南北線都営地下鉄三田線、横浜方面だとみなとみらい線相鉄線と繋がる。

そのため、東京、品川、渋谷、川崎、横浜、新横浜まで一本で行けてしまう。(東京の府中方面や神奈川の海老名方面にも繋がっている)

たしかに便利だ。ここに住むと通勤やお出かけが楽になる。

特に共働きで夫婦で勤務地が離れているような人はここを選びたくなるだろう。

 

もちろん物件価格はめちゃくちゃ高い。

そして、あまりの人口密度で朝は駅に入るのにも一苦労とのこと。

 

という特殊なエリアで、様々なタワマン文学がここで生まれているのも納得である。

 


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人がたくさん住んでいるはずだが、洗濯物が干されていないので生活している感はない。

 

散歩してすぐに商業施設に入った。

本屋を物色したかったためである。

 

私は、「こんな本誰が買うの…?」みたいなニッチな本がたくさん置いてある馬鹿でかい本屋を歩くのが好きなのだが、最近はこういう本屋は少ない。

街の本屋に置いてあるのは流行りの小説、漫画、ビジネス本、雑誌、以上!という感じでつまらない。

 

ということで少し大きめの本屋に行ったが、微妙だった。

思いがけない本との出会いはなかった。

 

商業施設を後にする。

 


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こんなエリアに住む親子ってどんな生活しているんだろうか。

会話合わない気がする…

 


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まだまだ並ぶタワマン。

「ウソみたいだろ…住んでるんだぜ…全部…」という気持ちだ。

 


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下から眺めるタワマン。

 


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入口のおしゃれなマンション。(not タワマン)

 

 


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謎の車が運ばれていた。なにこれ?

 

 


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小さな用水があった。

たぶんだけど桜がもうすぐ咲いて綺麗になる。

 


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なんか貼られてた。

すぐそばの小学校の授業で作成した、「川を大切に!」みたいな貼り紙。

これもタワマン文学か。

 

 


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「木月」と書いてなんと読むんだろうと思ったら、素直に「きづき」だった。難読地名の予感は外れた。

 


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休みの日の工事現場ってなんかいいよね。

 


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脇に商店街が出てきた。

私はこの散歩では「なんとなくこっちが次の駅だろう」と思った方角にあまり地図を見ずに歩いているが、こういう商店街が急に出てきたら間違いなくこの先に駅がある。

 


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どっちだ…?

うーん、右!


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当たり!

 

 


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改札前にはちょっとしたくつろぎ空間があり、こういうの良いなと思うけど、今にも雨が降ってきそう。

 

 

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ここからは線路が見下ろせます!

写真の奥が武蔵小杉のタワマン群。

強キャラが立ち並んでいるかのような風景。

 


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ということで、元住吉駅に到着。

 

今日はここまで。

本当はもう少し歩いてもよかったが、雨が降りそうなのでやめておいた。

 


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本日の散歩は短め。

贅沢

毎年同じことを言っているが、花粉がきつい。

 

最寄りの某アレルギー科には診察を待つ行列ができててビビる。

この医院に行ったことあるが、ここの医者は時間単価を上げることに全力を尽くしており、こちらの顔を一切見ることなく、花粉症の薬をさっと処方し、30秒で診察を終える。「花粉ビジネスやん…」と思う。

 

この前の火曜日、天気は悪かったのに、なぜか鼻水が止まらなかった。

どうやら前日までに結構な量の花粉を吸っていたらしい。

一日でボックスティッシュの半分を消費した。

 

これだけ鼻を噛むと鼻まわりの皮膚がボロボロになってしまった。痛くて仕方ない。

 

ということでついに買ってしまった。f:id:strawpenguin:20240310153619j:image

ちょっと良いタイプのティッシュ

 

実際使ってみると、良い。

ティッシュってこんな違うのか。

 

鼻セレブは気になってるんだけどどうなんでしょ

 

確定申告

確定申告なるものをした。(というか途中)

 

私は会社員なので、年末調整とかいうよくわからんものを言われるがままに毎年やっているが、今年は諸事情で確定申告をすることになった。

 

確定申告というと、自営業の人達がその年の収入とか経費とかを申告する作業という認識しかない。

よくYouTubeで、「確定申告は本当によくわからない!嫌い!」みたいなことを聞くが、なんだか最近はe-Taxとかいうネットでの手続きも可能で、楽になったという話も聞いたことがある。

 

 

今回やってみて思いました。

あれはクソです。

 

 

あまりこのブログでは極力悪口を言わないようにしていたがちょっと愚痴をこぼしたい。

 

今回e-Taxを試しにやってみて本当にクソ作業だなと実感した。

 

 

 

クソポイントその1:用語が意味不明

一般の会社員はあまり税金のシステムに馴染みがない。(本来はきちんと興味を持つべきではある)

しかし確定申告では全く意味のわからない用語が大量に押し寄せてくる。

ちょくちょく解説を載せてくれてはいるが、すべて載せてくれているわけでもない。

どのような申告が必要か確認するチャットボットがあるのだが、

「あなたは◯◯(謎の用語) ですか?それとも◯◯(謎の用語)ですか?」

みたいな質問を連発してくる。

そのたびに「え、何?どゆこと?」と調べる必要がある。

もし確定申告を擬人化するなら、飲み会で相手がついてきていないのに延々と自分の話をするタイプだと思う。

 

謎の用語をネットで調べても、最近はアフィリエイト稼ぎのクソページばかりヒットして、なかなか答えにたどり着けない。(こればかりは国税庁に罪はないが)

かといって、国税庁のHPにわかりやすく用語の解説が載っているわけでもない。(これは国税庁が悪い)

 

 

クソポイントその2:e-Tax動線がわかりにくい

最初、e-Taxをやってみようと思ってアクセスしたわけだが、まず確定申告作業の入口がわからない。

e-Taxのページらしきものから始めるかと思ったら、これが実はそうではない。

 

e-Taxのページでまず謎のログインを求められ、「そもそもアカウントがないんだが…?」と思っていたら、どうやらマイナポータルと連携すればいけるような雰囲気があって言われるがままに連携してログインしたら、「作成済みの申告書を提出」みたいなボタンが出てきて、「いやいやまだ何も作っとらんがな…」となり困惑。

 

どうやら調べてみるとまず最初は「確定申告作成コーナー」というページからスタートするのが正規ルートらしい。

このページも、国税庁の確定申告関連のページからは簡単にたどり着けるようにはなっていない。

 

うーん…脱出ゲームかな?

「脱出ゲーム 〜確定申告の迷宮〜」を国が仕掛けてきている。

 

ようやく作業を開始したとしても、これはまだ序の口。

確定申告書を作成し、提出するまでの間に、国税庁のWebページ、ブラウザへの独自の拡張機能インストール必須のWebシステム、スマホのマイナポータルアプリなどを行き来させられる。

 

何を考えたらこんなシステムを作れるんだ、とむしろ興味が湧いてしまうくらいには分かりづらい。

途中で脱落してしまうチャレンジャーもきっと多いと思う。

 

 

 

他にも「何度もマイナンバーカードを認証させられる」「UIがサイトごとに違う」などクソポイントを挙げればキリがない。

 

e-Taxが導入されて楽になった」というのは、「税務署に直接行く時間と交通費が浮いた」だけで、作業自体は何も簡単になっていない。

わざわざ平日に時間作って税務署行かなくて済むのは評価したいが、それ以外に評価できるポイントは何もない。

 

 

比較的ネットに明るい方の私がこれだけ苦労したのだから、結構な人がe-Tax断念しているに違いない。

税務署はこの時期に「確定申告相談コーナー」を設けているようだけど、あれは地獄になってると思う。

 

 

 

30

30歳になった。

 

30歳になってしまった。

 

 

20代という枠組みから外れたことに驚きを隠せない。

たしかに「若いね〜」と言われる機会が減った気がする。

なんなら口には出さないまでも後輩に「若いね〜」と思う機会が増えてきた。

 

もう若者ではないのだ。

 

 

いつまでも若くありたいと思っていたが最近は受け入れつつある。

大事なのは歳相応の中身を持っているかだと思う。

若者は多少ヘマしても、ある程度の範囲であれば「しゃあねえな」で許されるところがあるが、さすがに30にもなってしょうもないことはできない。

30代なら30代なりの人間性を持っていたいと思う。

「この人30過ぎてもあんなしょうもないこと言ってるの?」と思われないようにしたい。

 

 

20代を振り返ってみると、前半と後半で大きく違う。

 

20-24は学生時代がほとんどだったので、学業も遊びも多種多様な思い出がある。

学業の面ではいろんな知識を付けた。

遊びの面では、元々家に引きこもりがちだった性格が徐々に人と交流する楽しさを覚えていった。

海外旅行の面白さに気付いたのもこの時期。

 

一方、社会人になった25-29は思い出のレパートリーが少ない感覚がある。もちろん結婚等のライフイベントもあったし、趣味も増えたので、それなりに思い出はあるがどこか薄味だ。

コロナで仕方がなかったのかもしれない。

体調を崩して何度も休職したり、両親のことで思い悩んだりと、いろいろと自分のことや今後の生き方のことに考えることが多かったように思う。

 

 

30代はどんな10年になるか全く予想はできないが、おそらく一瞬で過ぎ去るのだろう。

 

 

 

 

 

最後に一つ。

 

先日とあるYouTubeで「最近薄毛を気になり始めた」という発言があり、それを聞いて思わず自分の頭皮を確認した。

「いつまでも若くありたいと思っていたが最近は受け入れつつある」と言ったがまだ受け入れきれていない。

ディズニーに行きました

昨日、ディズニーシーに行った。

 

滅多に行かないディズニーリゾート

特段ディズニーが好きなわけではないので、私が浦安に足を運ぶことは滅多にない。

実際思い返すと最後にディズニーに行ったのは2015年。

妻と交際1年目の頃にランドとシーに一度ずつ行った。

大学進学と同時に上京してかれこれ11年経つが、その間に行ったのはその2回だけである。

かなり少ない方だと思う。

まあ、元々ディズニーにそんなに詳しくなかったのと、ディズニーに一緒に行くような友人関係がなかったからだろう。

 

妻と交際し始めてすぐに2回行ったが、それ以降行かなかったのは特に理由はない。

行くほどの熱意がなかった。

妻は私よりはディズニーが好きで、「今度ディズニーに行こうよ」と口にすることは何度かあった。

しかし、私が「そうね〜」と返すものの、行動には移さないダメ男のような態度を示し続けていたため、実現には至らなかった。

妻は私と違って交友関係が広く、定期的に友人に誘われてディズニーに行っていたので、ディズニー欲は満たせていたのだろう。

 

きっかけ

そんなに興味のない私がなぜ今回ディズニーに行ったかというと、割引券があたったからである。

会社の労働組合の貼り紙に、「ディズニーペア割引券キャンペーン」が載っており、ダメ元で申し込んだら当たったのだ。

3000円引き券×2枚。

ということで、妻と行くことになった。

 

また、たまたまディズニーの某高級ホテルで行われる友人の結婚式に妻が招待されたため、せっかくならその前日に割引券使っていこうとなった。

 

昨日、私達はディズニーシーで遊び、そのままディズニー近くのホテルに一泊した。

今は妻が結婚式に参列しており、私はイクスピアリ(ディズニーランドそばの商業施設)のカフェでこの記事を書きながら妻を待っている。(要するに荷物持ちだ)

 
体調

8年ぶりのディズニーシーということで、少しはテンションが上がってもよいのだが、実を言うと私は直前まで、なんなら当日の朝までげんなりしていた。

というのも数日前に風を引き、回復しきっていなかったからである。

喉は痛む、頭はぼーっとする中で行きたくないのが本音だったが、キャンセル料と体調を天秤にかけて行くことにした。

 

 

夢の国

8年ぶりのディズニーシーは、「久しぶり」という感覚はもはや無く、「たしかに言われてみればこんなだったなあ」という感覚。

入口すぐの地球儀を見て、たしかにここで写真を撮ったなと思い出した。

当時の写真がまだ残っており、見比べると明らかに老けていて、「お互い歳をとったなあ」としみじみ思う。

 

園内に入り、目の前の火山を見て、ディズニーの世界観作りのすごさを感じる。

狭めの通路を抜けて、いきなり景色がドーンと目の前に広がる感じはすごい。

 

 

数年前に「ソアリン」なるアトラクションができ、めちゃくちゃ好評であると聞いていたので、私はできればそれに乗りたかった。

しかし、公式アプリに140分待ちという文字が表示されていたので、あっさり諦めた。

病み上がりのおじさんに140分待つ気力はないのだ。

 

長くても30分程度の比較的待ち時間が少ないアトラクションをいくつか乗った。

 

 

魔法のカード

ここで少し8年前の話をする。

 

8年前にディズニーシーに妻と行ったとき、乗ろうとしていたタワーオブテラーが設備トラブルで乗れなかった。

私は絶叫系が苦手なので、今思い返すと「よくもまあそんなものに乗ろうと思ったな」と思うのだが、私達は「ファストパスを有していたのにもかかわらず乗ることができなかった」ということで、スタッフからある紙をもらった。

それは「優先入場整理券」なるもので、「次に来たときになんでも好きなのにすぐに乗れますよ」という魔法のカードである。言うなればファストパスのジョーカーだ。

この券はもう配布されておらず、トラブル時の埋め合わせは別の方法になったようなのだが、券を使うことはできるらしい。

 

8年前にもらったこの券、私は机の引き出しに入れたままで、掃除するたびに見つけては、「これ使う日来るのか?」と思いながらも「もったいない精神」で捨てずに持ち続けていた。

なんとこの券を妻もまだ保管していたらしい。

二人とも8年間この券の話を一度もしていないのによく持っていたものだ。(捨てなくてよかった…)

 

「これは使うしかない!」ということで、せっかくならソアリンに使いたかったのだが、あいにくソアリンにだけは使用不可だった。

優先券をもらった当時はソアリンなんて存在しなかったわけだから、使えたらおかしいのは納得だ。

 

比較的待ち時間の長いセンターオブジアースで使うことにした。

どうやらレアカードらしく受付のスタッフさんが扱い方に困惑していたが、無事使えた。

70分待ちの待機列を横目にすーっと歩き先頭に到着。

 

センターオブジアースも絶叫系ではあるが、なんとか耐えられた。(耐えられなかったことはそもそもないが)

 

ショー

妻とグッズ売り場を物色していたらけたたましい音楽が流れ始めた。

どうやらショーが始まったらしい。

私も妻も、「ショー」という類のものに興味はなかったので全然気にしていなかったのだが、あまりにも爆音で鳴り響くので、見ることにした。

 

 

これが、まあ〜、よかった。

天気もよく、夕日が火山側に沈みかかっている中でのパークの景色は素晴らしく、そこで流れる音楽、会場の全員が作り出す雰囲気がとても良かった。

ここを言語化できないのが悲しい。

 

 

 

昔、友人から言われたことある。

「お前、なんかディズニー嫌いそうだよね」

 

まあ、正直そうだ。

 

若い女性がこぞって「ディズニー」を連呼するのはよくわからないし、わざわざ制服を着てディズニーに行く高校生は理解に苦しむ。

インスタ用の写真を必死に撮ろうとしている人達は「ケッ」と思っている。

 

そもそもディズニーをあんまり知らない。

シンデレラや美女と野獣クラスの定番ストーリーはあらすじとして知っているもののまともに見たことあるコンテンツは少ない。

ジブリで育った私からすると、元ネタがよくわからんテーマパークなのだ。

 

 

が、ショーの瞬間は不覚にも感動してしまった。

 

「夢の国」なんて言っているけどそんなものは存在しない。ここはあくまでも「それを模擬しているにすぎない」と割り切って楽しんでいた私だが、感動している自分がいた。

 

「争いなんてない、夢と希望の場所があってもいいんじゃない?」と思う自分がいた。

せめてそういう綺麗事を信じている時期があってもいいし、自分にいつか子どもができたときは見せてやりたいと思う。

 

 

今回一番このショーが印象に残った。


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(スマホなので画質悪い)

 

 

 

 

ただ、まあ、子どもをディズニーに連れてきている親ってのはすごいね。

決して安くないお金をかけて子どもを連れてきて、精一杯子どものしたいことをさせてあげている姿を何度も目にしたが、あれが本当のヒーローだと思う。