会社を再休職した

適応障害による休職から復職してしばらく働いていたのだが、また休職することとなった。

 

ここでは、その経緯をまとめておく。

 

一度目の休職

そもそものきっかけは1年以上前に遡る。

 

当時入社二年目になるくらいの頃に、新しいプロジェクトに割り振られた。

 

そのプロジェクトは非常に新規性の高いチャレンジングなもので、

 

入社して1年しか経っていない自分にはとても荷が重いものであった。

 

何をどう進めていいのか全くわからない。そんな状況であった。

 

そのプロジェクトには自分以外に同じチームのベテラン社員も割り振られていたのだが、

 

このベテランは超がつくほどの”放任主義”だった。

 

放任主義”と言えば聞こえがいいが、実際には単に自分が面倒なことはしたくないタイプの”押し付けマン”だった。

 

私が何度もヘルプを求めても助けてくれることはなかった。

 

そのような状況下でなんとかもがいてはいたのだが、

 

プロジェクトの進捗は停滞したままとなり、

 

気が付けば様々な期限に圧迫されていた。

 

数ヵ月にも渡るストレス環境下にいたこと、

 

いくつかの期限を超過してしまい責任を感じてしまったことが原因で体調を崩した。

 

仕事に行くことができなくなり、病院に行くと適応障害と診断され、休職することとなった。

 

休職中の過ごし方

休職するよう医師に言われ、多少のショックはあったものの、

 

もう仕事に行かなくてすむ、責任を感じなくてすむという安心感でぐっすり眠ることができた。

 

休職中はまず体と心を休めるということで、

 

最初の一週間程度はひたすら寝て過ごした。

 

そしてしばらくすると今度はいろいろなことをしたくなった。

 

仕事に追われていた頃は、土日も出勤していたり、休んでいても仕事のことを考えて居たりと、

 

本当の意味での休みをとっていなかった。

 

せっかくの休みを手に入れたのだから、

 

それまで我慢していたことを目いっぱいやってやろうということで、

 

一番の趣味である海外旅行に一人で出かけた。

 

フランスとイギリスに行ったのだがそれはもう本当に楽しかった。

(いつか記事にまとめたい)

 

それ以外にも友達と遊んだり、本を読んだり、思い思いの時間を過ごしていた。

 

休職から2か月ほど経ったある日、医師から

 

「そろそろ復職しませんか」

 

と言われ、そこから復職を考え始めた。

 

たしかにしっかり休むことはできていたものの、復帰する心の準備ができていなかった。

 

 

一つ目の理由は、職場に対する不信感が拭えなかったことである。

 

休職に至るまでさんざんSOSを出したのに効果的な対応をとってもらえなかった。

 

休職した後も、それに対するコメントや復職後の対応など、

 

上司から何も説明を受けていなかった。

 

また同じような状況になるのではないかという懸念が拭えなかった。

 

二つ目の理由は、職場に対する恐怖心が生まれていたことである。

 

特に何か恐ろしい人間がいるわけではないが、

 

しばらく離れていたという事実が職場への恐怖心を植え付けていた。

 

 

以上の理由から、すぐには復職することはできなかった。

 

その後何とか復職する気持ちを固め、

 

人事や上司と話し合いをした結果、

 

復職をすることとなった。

 

気が付けば休職し始めてから約半年経っていた。

 

復職

復職初日は緊張したものの、意外となんとかなった。

 

復職後は残業・土日出勤禁止という就業制限がかけられ、

 

フォロー体制も整えてもらった。

 

今までの不満は解消され、ストレスフリーな環境となった、

 

ように思えた。

 

 

しばらく何も問題なく働いていたのだが、

 

ある日突然仕事へ行くのがとても憂鬱になり会社を休んだ。

(会社を休んでしまうほどの憂鬱感に襲われた)

 

翌日以降はなんとか会社に行くことはでき、

 

一過性のものに思われた。

 

 

しかし、またしばらくすると同じ憂鬱感に襲われ会社を休んだ。

 

しかも今度は連続で何日も休んでしまった。

 

今の職場には何も不満を感じていないはずなのに。

 

なぜか会社に行くのがひどく憂鬱なのである。

 

今日一日を乗り越えられる気がしないのである。

 

 

上司に心配され、在宅勤務を活用しながら騙し騙し勤務することとなった。

 

 

しかし、結局働くことができなくなり、医師から再休職するよう言われた。

 

 

再休職

4か月半ぶりに再度休職することとなった。

 

今回は前回の休職とは明らかに違う。

 

前回の休職は、職場に明確な問題があり、

 

それが解決するまで待つという意味合いの休職であった。

 

しかし、今回は何が原因か全くわからない。

 

なぜ自分は心を病んでしまったのか。

 

それがわからない以上どう過ごしていいのかわからない。

 

 

今後について

次に復職することができるのは、

 

今の自分の何が問題だったのかわかり、

 

それが解決し、

 

もう再発しないと確信が持ててからであろう。

 

果たしてそうなる日は来るのだろうか。

 

少しでも復職に近づくために、現在二つの手段が目の前にある。

 

一つはリワークプログラムを受けることである。

 

どこかの医療機関に通い、リワークと呼ばれるプログラムを受け、

 

復職への心理的体力的準備を進めるということだ。

 

もう一つは、今通っている病院で心理カウンセリングを受けることだ。

 

カウンセリングを受け、自分の内面に深く潜り込んで原因を探す。

 

 

果たしてこのような手段で答えは見つかるのか。

 

正直半信半疑である。

 

 

 

いつか当たり前のように働ける日が来るといい。

 

そう願っている。