周囲との適応

現在、適応障害で三度目の休職中である。

 

 

休職前から行っていた心理療法はもちろん継続している。

 

 

心理療法と並行して、知能テストを受けた。

 

その結果として言えるのは、

 

自分は経験したことのある作業に対してはかなり高い処理能力を発揮するが、

 

初見の作業には、人一倍時間がかかってしまうということだ。

 

全体的に高い能力を持っているのにもかかわらず、

 

その処理速度は人並み以下である。

 

そのため、周りからは処理能力の高さを期待されるのだが、

 

実はかなり劣っている、といった現象が発生する。

 

 

それがストレスにつながっている可能性があるということである。

 

そのため、ストレスの低い職場環境を作るために、

 

初見の作業を繰り返し作業のように扱えるようサポートする第三者の存在が必要だ。

 

 

 

たしかにこれには納得する面がある。

 

自分としても二度目の作業はとても早くできるのだが、

 

初めての作業はとても苦手だ。

 

 

しかし、これが真因ではない気がする。

 

なぜなら、一度目の休職後、二度目の休職後、どちらもその「第三者」が存在していたからだ。

 

そのような職場環境にしてもらっていた。

 

しかし、二度目、三度目の休職をしてしまった。

 

他に理由があるような気がしてならない。

 

 

 

心理士いわく、その「第三者」をうまく使えていなかったのではないか、とのことだ。

 

たしかに、休職をする前は教育担当の先輩と一緒にうまく仕事を行えていた。

 

それが休職を経てからは同じ先輩であるにもかかわらず、

 

関係性が変化したような気がした。

 

なんともいえないやりづらさが生まれた。

 

それは、おそらく、

 

休職したことで迷惑をかけてしまったという罪悪感や、

 

自分は休職してしまったのだという劣等感や、

 

相手が自分に気を遣っているのではないかという気まずさなどが原因である。

 

これらの様々な感情によって教育担当の先輩をうまく利用できなかった気がする。

 

 

うまく周囲を利用できなかったという意味での「適応障害」だったのだろう。