新しいこと7回目〜一人おしゃれランチ〜

2022年新しいことをするシリーズ第7回。

 

 

今回は、休日に一人でおしゃれランチをした。

 

 

一人で入る店、入らない店

予定のない休みの日は、料理する気も起きず、一人で外食をすることが少なくない。

 

そういうときに入るお店はなんだかんだで決まっている。

 

牛丼屋かラーメン屋である。

 

 

単にそういうのが好みというのもあるが、あまり一人で食べるご飯に金をかける気にならない。

 

 

これは私の持論なのだが、1000円かければ、それなりに味的にも量的にも満足するものが食べられる。

 

1000円を超える食事というのは、よくわからない"おしゃれ代"が含まれている気がする。

お店の雰囲気やら、料理の見栄えやら。

 

別にそんなもの私は一人の食事に求めていないのである。

 

だから私は誰かと食事する場合以外は一回の食事に1000円以上かけない。

 

1000円以上かかりそうなお店には入らないし、そういうお店はどこか複数人専用みたいなイメージがあるので入りづらい。

 

(ちなみに私は一人で海外旅行をするのが好きだが、オーストラリアに一週間滞在したときはマックに足繁く通った)

 

 

入りづらいと言えば、よく「一人でラーメン屋に入るのができない」という人がいるが、理解できない。

妻がそうらしいのだが、一人ラーメンはできないが、一人おしゃれランチはよく行っている。

 

いや、逆だろ。

ラーメン屋なんてソロユーザーがほとんどだぞ。

おしゃれなレストランこそ複数人客ばかりだ。

 

 

外向スイッチ

そんな考えを持っていたが、一人おしゃれランチをしようという気分になった。

 

 

ふと街に一人で出かけることにした。

基本ファッションに興味がなく、服装に無頓着な私だが、アウトドアブランドのちょっといい感じのスウェットパンツが欲しくなったのだ。

 

午後から出かけるつもりだったのだが、休日だというのに珍しく早起きした。

 

朝から部屋の掃除という有意義なことをしたせいか、自分の中の外向スイッチがONになった気がして、おしゃれランチしてもいいかという気持ちになった。

 

 

家を出る前に妻に聞いたところ、どうやらおしゃれなメキシコ料理屋さんがあるらしい。

 

いいじゃん、メキシコ。

 

メキシコ料理はおそらく一度しか食べたことがない。

 

 

あいにく我が家にはソンブレロとかいうメキシコ帽子も、ギタロンとかいう弦楽器もないので、普段着のままだが心は口ひげを生やしたメキシカンになったつもりで家を出た。(絶賛医療脱毛中なので、髭はまばらにしか生えない)

 

 

タコスってよく聞くけど結局何を指してるの?

レストランに着くと、お昼時なせいか何組か待っている客がいた。

人気店のようである。

 

しばらくすると、自分の番になり席に案内された。

店員の「何名様ですか」に「一人です」って答えるのが少し恥ずかしかった。

 

 

どうやらランチセットメニューなるものがあるようで、この時間帯はお得っぽい。(ちゃんと確認したわけではないがそうに違いない)

 

前菜、メインディッシュ、デザート、ドリンクが付いていて、メインディッシュを選ぶことができた。

いろいろあったが、一番美味しそうな鶏のファヒータにした。スペイン語でfajita。

 

 

まずは、前菜

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いろいろ乗っていて、店員にどれが何でって説明されたが、理解できたのはノルウェー産のサーモンだけだった。

 

まあ美味い。上品なサラダである。いや、ensaladaである。

 

 

前菜を食べ終わったらメインディッシュのfajita。

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要するにメキシコ風味の野菜炒めに焼いた鶏肉が乗っている。

それをトルティーヤ、あっ、tortillaにくるんで食べるのだ。(ちなみにtortillaの元々の原材料はトウモロコシな)

 

うん、美味い。メキシコの風が吹いた気がする(吹いてない)

まあ焼いた鶏肉がまずいわけないよね。

 

 

そしてデザート。

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バナナキャラメルパウンドケーキ。

 

うん、美味い。でもバナナってメキシコ関係なくない??

 

 

前菜、メイン、デザート全部美味かった。

満々満足だ。

 

 

空気にお金を払うということ

全部美味しかったランチセットだったが、お値段は1700円。

 

一人で食べる食事にこれだけ出すのは稀である。

 

だが不思議と高かったという気持ちはない。

 

同じ満腹度でも、牛丼大盛りが1700円と言われると絶対払わない。

 

私は空気にお金を払ったのだ。

おしゃれな空間でおしゃれな料理を食べているという空気にお金を払ったのだ。

 

あまりそういう目に見えないものを重要視しない性格なのだが、案外悪くないと感じた。

 

 

今回の体験はそんな感じ。