韓国に行ってきた話。
国立ハングル博物館の話。
二日目の午後、お昼ごはんを食べた私達は国立ハングル博物館に行くことにした。
国立ハングル博物館は、国立中央博物館に併設された施設で、ハングルに特化した博物館である。
博物館の規模としては、国立中央博物館の遥かに大きいのだが、私達はハングル博物館に興味を抱いた。
2014年に開館した施設で、比較的新しい。
常設展は無料。
あまり映える写真を撮らなかったのだが、ここの展示内容はとても面白かった。
ハングルは1400年代に生まれたが、生まれた過程が詳細に記録として残っている数少ない文字システムである。
当時の朝鮮では、話し言葉自体は朝鮮半島固有のものだったが、書き言葉としては中国の漢字を使っており、実態としてそぐわなかったらしい。識字率も低かったとのこと。
そこで、当時の大王が独自の文字システムを作るよう指示を出し、ハングルが生まれた。
そこからどうやって広めたか、どのように変化していったか、日本による植民地時代をどう乗り越えたかなどが展示で説明されていた。
日本語ガイドがホームページに載っていたので、内容もわかり、とても面白かった。
なんかの金印。なんだったかは忘れた。
ハングルが生まれたときの説明書(だったはず)
ハングルを漢字で説明している(はず)
言語学に興味がある人は絶対面白いと思う。