花のある日々

花を買った。

 

 

最近、仕事もプライベートも忙しなく動いている感じがあった。

仕事の負荷増加とゼルダの発売が重なったのが良くない。

(本当にゼルダはGW前に発売してほしかったよ)

 

 

精神的な意味で少し肩の荷を下ろしたいなと思っていながらの帰り道、ふと花屋に目が留まった。

最寄り駅の改札横の花屋。

いつも目には入っているが気にも留めていなかった。

 

花飾るのいいかもな、とふと思った。

元々私は花を買わない。

プロポーズや記念日でもない限り花を買うことなんてない。

そもそも花は贈るものであり、飾るものという認識が薄い。

 

ごくたまに妻がお出かけの帰りに花を買ってくることがある。

やたら上機嫌でリビングに飾っている。

 

そういうのを見ていたからか、花を買うことにした。

 

 

それにしても花って高いのね。

一本数百円する。

お菓子買えちゃうじゃん。

ただ飾るだけなのに。

しかも数日で枯れちゃう。

 

そう思いつつも買うと決めたので、どれにしようか迷う。

ていうか、リビングに飾る場合、花って何本くらい買うの?

一本だけじゃ寂しくない?

じゃあ何本買えば寂しくないの?

こういうとき私はいつも店員さんにお任せするのだが、そのとき店員さんはレジ対応で忙しそうだった。

 

迷っていたら見つけた。

「〜Today's Flower〜 紫陽花」という札とともにセットになった花を。

 

最初はオレンジの薔薇が気になっていたが、紫陽花も悪くないなと思い購入。

 

 

家に帰ると案の定妻に驚かれた(何なら気味悪がっていた)

 

早速リビングに飾る。

 


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なんとも言えない高揚感。

このジメジメした日々をどこか楽しませてくれる。

うまく表現出来ないが、花を飾ることで「丁寧な毎日を送っている」感が出る。

 

 

花はすごい。

あいつら自分のために生きてるだけなのに、こんなにも人をあたたかくさせる。

 

 

今まで、花はすぐ枯れてしまうからコスパが悪いとまで思っていた。

それは違う。

花は枯れるからよいのだ。

これは「枯れるからこそ、その儚さがよい」みたいな意味ではない。

枯れることで心残りなく捨てることができるからだ。

「旅先でその場の高揚感からよくわからない置物を買ったはいいが、引き出しの奥底に眠ったまま捨てるに捨てられない」みたいな経験は誰しもあると思う。

花は違う。名残惜しいうちに捨てられる。

 

 

 

とにかく、花の素晴らしさはもっと知られてもいい。

 

イライラしている人、花を買って気持ちにゆとりを持ちなさい。

幼稚園の頃「将来の夢はお花屋さん」と言っていた女子、まだ花は好きか?

 

 

みんな花を買おう。

誰かのためじゃない、あなた自身のために。