D・カーネギーの「道は開ける」を読んで自分なりに感想を述べていく。
今日は、
Part2 悩みを分析する基礎技術
2.2 仕事の悩みを半減させる方法
を読む。
大事なのは悩むことよりも実行すること
仕事の悩みを半減させる方法というものがあれば誰しも知りたいものである。
そんなものが本当にあるのか。
ここでは、ある大企業の役員の話が例として挙げられる。
その役員は仕事の時間のほとんどを思い悩んだり、会議や打ち合わせをしたりする時間に費やしていた。
そこで、彼はあるルールを会社内で作った。
それは、会議を開く前に必ず以下の分析を行うということだ。
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1.問題点は何か?
2.問題の原因は何か?
3.いくとおりの解決策があって、それはどんなものか?
4.望ましい解決策はどれか?
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一見当たり前のことだが、その会社での会議では、出口の見えない話を延々とするだけで建設的な議論ができていなかった。
これらを徹底することで、驚くほど会議の時間は減った。
このルールによって議論をする時間は大きく減り、相談よりも実行のほうに多くの時間を向けることができるようになった。
今回の例のように、これらの質問を仕事の問題に適用することで、仕事の悩みは半減するだろう。
感想 ~何を解決させようとしているのかを常に意識する~
仕事の悩みを半減する。
そんなことができるなら私の生活はもっと生きやすいものになると思う。
今回挙げられている4つの質問とその経験談はとても納得がいく。
実際私も感じたことがある。
会社ではしょっちゅう打ち合わせや会議がある。
そして、それらがいつも重要なものであるかというとそうでもない。
会議の目的がはっきりしていない、会議の進行がめちゃくちゃなものに出席すると本当に時間を無駄にした気になる。
私は打ち合わせを開くときは必ず何をどういう順番で話すかを考えてから行うようにしているが、それができていない人が意外と多い。
ベテランにもいるから驚きである。
おそらく、会議を開けばとにかく解決するだろうという考えなのだろう。
自分も気が付かずにそうならないように気を付けたい。
そしてこの方法は会議を開くときだけに有効かというとそうではない。
多くの悩みにも共通していえるのは、自分が何に悩んでいるのかを明確にすると自ずと解決策が見えてくる、ということだ。
これは、
1.2 悩みを解決させる魔術的公式
2.1 悩みの分析と解決法
で扱った内容とも共通している。
というかほぼ同じことを言っている気がする。
結局は一旦第三者目線に立って、自分が何に悩んでいて何ができるかを分析することなのだろう。
私が今、適応障害で休職することになる直前期に戻るとしたら、
・自分が今、精神的に追い込まれていることを認識する
・自分を追い込んでいるものは自分が思っているよりも大きくないことを理解する
・最悪の事態を想定し、それは自分の責任だけではないと割り切り、受け入れる
といったことをするのではないだろうか。
もし上記のことを本当に追い込まれる前にできていたなら、違った未来が見えたのかもしれない。
(休職期間そのものに意味はあったし、楽しかったので後悔はしていない)
ていうかこんなこと無意識にできる人ってどれくらいいるのだろうか。
すごくね?聖人じゃんって思ってしまう。
ということで「Part2 悩みを分析する基礎技術」は終わり。
次回から「Part3 悩みの習慣を早期に断つ方法」デス。