D・カーネギーの「道は開ける」を読んで自分なりに感想を述べていく。
今日は、
Part1 悩みに関する基本事項
1. 今日、一日の区切りで生きよ
を読む。
昨日と明日を閉め出す
どこかの有名な医学者らしいサー・ウィリアム・オスラーの体験。
彼が人生で成功したのはある秘訣があったかららしい。
それは、
今日、一日の区切りで生きる
ということ。
一見なんのこっちゃと感じるが、豪華客船の喩えで説明される。
客船では水が入ってきても全てが浸水しないように、区画ごとに鉄のカーテンが閉められる。(正直よくわからん)
その区画一つ一つが一日なのだ。
一日を一つ一つ区切って考える。
昨日までのことや、明日以降のことを鉄のカーテンで閉め出し、今日一日に集中する。
そうすれば自ずと悩みは消えるはずだ。
これは明日以降の計画を立てなくてもいい、と言っているわけではない。
もちろん未来のことをきちんと計画することは大事なことである。
しかし、だからといって未来のことを不安に思う必要はない、ということだ。
明日の心配は明日すればいい。
今日は今日やるべきことに集中するだけでいいのだ。
感想 ~計画と心配の違い~
私は計画を立てるのが好きだ。
行き当たりばったりで物事を進めるのが嫌いだ。
旅行でもどこに行くかは予め決めておきたいし、受験勉強でもどの参考書をどの時期までに終わらせるかといったことは決めてから勉強していた。
世の中には「なんとかなるだろう」という楽観思考を持っている人がいるみたいだが、私は「なんとかならなかったらどうしよう」とついつい考えてしまうタイプだ。
だから必ず計画を立てておきたいし、先行きが不透明だととても不安になる。
私の中では、不安・心配がまず先にあって、それが原動力となって計画を立てている。
しかし、この章では心配と計画を別物として書いてあるような気がする。
未来のことを計画することは大事だが、未来のことを心配する必要はない。
今日一日に集中しろ。
たしかにその通りである。
私は計画通りに物事を進めていても、「うまくいかないんじゃないか」と不安になることがよくある。
しかし、大事なのは計画を立てたうえで、その計画通りに今日実行するだけなのだ。
計画通りに進めているなら思い悩む必要はないのだ。
これからは計画と心配を切り分けて、今日一日の区切りで生きてみたい。