韓国旅行に行ってきた話。
統合型リゾート施設のお話。
↓前回までの記事はこちら
ソウルから仁川に向かう
私達は二日目の夜、ソウルの明洞でカニを食べた後、仁川に向かった。
今回の韓国旅行は二泊三日で、三日目の昼に仁川国際空港から帰国の便に乗る必要があった。
そのため、二日目の夜はソウルではなく、仁川にホテルを確保していた。
ソウルから仁川までは一日目と同様のルートで電車で1時間ほどかかる。
仁川に着く頃にはだいぶ遅くなっていた。21時半くらい。
まだ旅は終わっていない
空港の近くに泊まるというだけであって、この旅はまだ終わりというわけではない。
私達にはまだもう1コンテンツ残っていた。
なんと仁川国際空港のすぐ近くに、統合型リゾート施設"パラダイスシティ"があるのだ。
統合型リゾート施設というのは、ショッピング、レジャー等の施設が充実しているものを指しているが、メインはカジノである。
合法ギャンブル施設をオシャレにしたものと思っている。
日本ではまだ導入されていないので、なかなかこういう場所に踏み入れる機会はない。せっかくだから行ってみたい。
ということで、空港からパラダイスシティに向かう。
空港からパラダイスシティまでは徒歩でも20分程度だった気がするが、無料シャトルバスが出ているのでそれに乗る。
ちなみにリニアモーターカーも空港~パラダイスシティ間を結んでいるが、コロナの影響のためか現在は運休していた。(本当はそっちに乗りたかった)
シャトルバスを降りて、早速カジノに行きたかったのだが、私達はパラダイスシティの近くのホテルを確保していたので、先にホテルに荷物を置いて、いよいよパラダイスシティに向かうことにした。
あくまでも下見
カジノに着く頃には既に22時半くらいになっており、今日はあくまでも下見ということで、実際にお金を賭けて遊ぶのは明日にしようという話になった。
カジノの入口にはよくわからないモニュメント(カボチャ?)があり、思わず写真を撮った。
後で知ったのだが、どうやら草間彌生さんの作品らしい。
カジノの入口で、まず最初に会員登録をする。
パスポートを渡したら、全てのページを隈なくチェックされ、コピーを取られた。
そしてタブレットで自分の情報を入力する。
Google Map的な画面で自分の住所にピンを指す必要があり、「だいたいでよい」と言われたのでテキトーに指した。
会員カードと初回登録時にもらえるクーポンをもらい、いよいよ入場。
人はあまりいない
てっきりカジノは人がいっぱいで大盛況なのかと思ったらそんなことはなかった。
人はまばらで、とても落ち着いていた。
コロナの影響もあるのか、ディーラーの必要なテーブルはほとんどが稼働していなかった。
一通り、どこに何のゲームがあるのかを確認し、下見を終えた。
小綺麗なゲーセン
ここからは下見の感想。
カジノ内では写真撮影はNGなので全く画像がないのが残念であるが、中は小綺麗なゲーセンといった感じだった。
このカジノは外国人専用で韓国人は入ることができず、そういったこともあってか、客もそこそこちゃんとした身なりをしていた。
正直言って、これには不満だった。
マカオの話
実を言うと、私がカジノ施設に入るのはこれが初めてではなかった。
もちろん私は倫理遵法の精神を持っているので、違法カジノなどには行ったことはないし、オンラインカジノなども利用したことはない。
なんならパチンコもしない(パチンコは違法ではないけどな!)
3年前にマカオに行ったことがあるのだ。
少しマカオの説明をする。
マカオは中国の特別行政区に指定されている地域で、カジノが合法である。
韓国とは違い、カジノ施設が街中にある。
カジノはよっぽど儲かるらしく、ヴェネチアをイメージしたカジノ施設(ヴェネチアンマカオ)では建物内に運河があったり、パリをイメージしたカジノ施設(パリジャンマカオ)では4分の1スケールのエッフェル塔が建っていたりする。
しかも施設によってはカジノ内にステージが設けられており、ギャンブルを楽しんでいる横で、金ピカの衣装を着たセクシーな女性がダンスを踊っていたりとめちゃくちゃである。
しかし、マカオに住んでいる住人は金持ちが多いかというとそうではないようで、決して裕福な人間が住んでいるようには思えない住宅街にドーンとハチャメチャな施設が建っていることもあり、混沌とした世界観の漂う地域だ。
カッコつけるんじゃない
話を韓国に戻す。
カジノと言えばマカオのような頭のおかしな世界を想像していたので、韓国の小洒落たカジノには”コレジャナイ”感を抱いてしまった。
パラダイスシティの外観はこんな感じ。
パラダイスシティに向かう際のシャトルバスの中で流れていたカジノのPR動画では、広報モデルのイビョンホン(韓国の有名な俳優)がカジノで遊ぶ様が映されていた。
綺麗な女性を相手に、ちょっといいところを見せようとしたイビョンホンが多めにBETした結果女性に負けてしまい、苦笑いで「やれやれ…」みたいな顔をしつつも、どこか余裕のある表情を浮かべていた。
いや、そういうんじゃないでしょ!
もっとさー、
全身から汗をかきながら、
「お、俺はこの勝負に全財産を賭けるっ!!オールインだ!!」
みたいな人とか、
頭を抱えながら、
「うわああああ、俺はこの勝負認めないぞおおお!」
と言っている人が両脇を屈強なボディーガードに抱えながら連れていかれる様子とか、
そういうやり取りを見たいのよ。
(ちなみにマカオでもこんな様子は見れない)
なにカッコつけてるのさ!
そんな気持ちを抱えながら二日目を終えた。
勝負編はまた今度。