※この記事を読んだ後に私をドン引きするのはやめてください。
先日、引越しをした。
引っ越して2週間ほど経ったが、昨日引越し後初のトイレ掃除をした。
引越し前から、トイレ、風呂、洗面所といった水まわりの掃除はなんとなく私がするものだった。
掃除を終え、
「意外とトイレ汚れてたわー」
と妻に言うと、
「あれ?掃除道具捨てちゃってるけどどうやって掃除したの?」
と妻に問われた。
我が家には元々、トイレ用ブラシでなく、火ばさみのようにトイレットペーパーなどを挟めるスティック状のものがあったのだが、引越しの際に捨ててしまった。
私はトイレ用ウェットティッシュを手で掴み直接トイレを掃除した。
そのことを妻に伝えると、
「えっ?あの中に直接手を入れたの??」
と驚かれたので、
「え、ああ、うん。なんならあのスティックのやつは力がうまく入らなくて使いづらいから今までも手でやってたよ」
と伝えると妻の表情が変わった。
あっ、やっちまったと私は思った。
なぜなら妻の表情が、私が妻の常識外の行動をしたときに見せるドン引き顔だったからだ。
「え…あの中って汚くない?菌とかいるんじゃないの…?」
と妻は言う。
「あの中」というのは、便器の下にいつも一定量溜まっている水のことである。
「いや、でも、ちゃんと掃除の後は手を洗ってるよ!」
と伝えるもドン引き顔は変わらなかった。
そうか、あの水って汚いのか…
私にはそんな感覚はなかった。
用を足したら毎回水は流しているからあそこの水は新鮮なはずだ。
たまに汚れていることもあるが、しょせん自分達由来だし…得体のしれないものではない(私は元々自分のウンコには寛容)
なんなら、私が中学の時はきったないタワシを素手で掴んで部室のトイレを掃除してたが、あっちのほうがよっぽど汚い。
それに比べると自分の家のトイレなんて清潔そのものである。
どう頑張っても妻と感覚の差が埋まらず、私は思った。
もしかして、私って育ちが悪いのかもしれない…
おそらく妻の感覚が普通で、地方の男子校で育った私の感覚がズレているのだろう。
私は別になんてことないのだが、妻の反応が「掃除してくれるのはありがたいが、それはやめてほしい」と訴えていたので、今後は使い捨ての手袋を使って掃除することになった。