昨日、妻ととある居酒屋に行ったときの話。
たまには外食
仕事終わりに妻がこう言った。
「今日は外食したい気分」
基本平日の夕食は家で作っているが、たまに妻がこう言うことがある。
お互い在宅勤務で変わり映えのない毎日なので、この気持ちはわかる。
ということで、外食することになった。
私は特に食べたいものの希望はなかったが、妻は焼き鳥が食べたかったらしい。
そこで、とある焼き鳥系居酒屋に行くことになった。
そのお店は、外観のお洒落さから以前から気になっており、前にも行こうとした方がある。
その時は予約がいっぱいだったため入店出来なかった。
そこそこ人気店なようだ。
昨日は木曜日ということもあり、空いていたようで予約無しでも入店することができた。
落ち着いた内装と美味しい料理
店内は、少し暗めで間接照明を使った落ち着いた内装だった。
そして、壁には日本酒が飾るように置いてあり、良い雰囲気だった。
これは期待できる。
そう感じさせてくれる内装だった。
そして肝心の料理だが、これまた美味しかった。
店オリジナルのメニューが多く、どれもめちゃくちゃ美味しかった。
良いお店だ。
そう感じた。
いや、そう感じたかった…
外観や内装のお洒落さや料理の味だけを見れば完璧だったが、それゆえに残念に感じるポイントがいくつかあったのだ。
店員の声量
まず一つ目は、店員の声がめちゃくちゃうるさいのだ。
うるさいというのは私語が多いとかそういう意味ではなく、単純な声量が大きいという意味である。
新たな客の入店時の「いらっしゃいませ!!」や注文を受けた際の「◯◯注文入りました!!」などの声がもうとにかくうるさい。
あまりにも声が大きいので、店員が発声するたびに体がビクッとなる。
店員が発声した瞬間は、妻の声が聞こえなくなるので会話が途切れる。
元気で仕事熱心なのはいいが、いかんせんこのお店の落ち着いた雰囲気に合っていない。
これが、串カツ◯◯、◯貴族、◯◯水産などの居酒屋だったら別にかまわない。
予めその喧騒も込みで入店するからだ。
このお店の外観でこの声量は無いだろう。
店員の発声は復唱されるので、より一層うるさい。
部活の掛け声じゃねえんだから。
中でも1人だけ声量が抜きん出てる店員がいた。
まさに腹から声を出していた。
さながらレギュラー争いに勝つべく顧問の教師にアピールする高校生のようだった。
そいつが店長だった。
顧問がうるさいパターンかよ。
苦手チェック
オリジナルメニューが多い店だったが、注文時に店員に盛り合わせメニューを勧められた。
お店の自慢の料理が何冊も出てきてとにかく美味しいので、絶対頼んでほしいとのことだった。
せっかくなのでそれをいただくことにした。
その旨を伝えると、店員から盛り合わせメニューの内容を見せられ、苦手な食材や料理が含まれていないか確認された。
わざわざ確認してくれるなんて、丁寧なスタッフだなと感心した。
しばらくして、一皿ずつ順に運ばれてきた。
三皿目がピーマンの肉詰めだった。
びっくりした。
私はピーマンが好きじゃないからだ。
食べられないわけではないが、わざわざ自分から頼むことはない。
盛り合わせメニューの一部らしいが、最初見たメニュー表にはピーマンの肉詰めなんて書いてなかった。
メニュー表をよく見ると、盛り合わせメニューの内容は日替わりで、メニュー表に載っていた内容は"一例"らしい。
メニューが日替わりで、載っていない料理が出てくること自体は良いのだが、モヤモヤが残る。
注文時の店員の確認は何だったんだよ、と。
わざわざ苦手な料理がないか確認するんだったら、その日に出す料理で確認しろよ。
その日出されない料理に対しての苦手チェックに何の意味があったのか。
ピーマンは妻が食べた。
小
途中で、トイレに行きたくなった。
店内は薄暗かったので、近くにいた店員にトイレはどこか聞いた。
すると、店員はとても丁寧に対応してくれて、
「こちらの通路の、"手前"、になります」
通路には、ドアが2つ並んでいた、
ドアには何も書いてなかったが、どうやら奥のドアが女子トイレで、手前のドアが男子トイレなのだろう。
手前のドアを開けて入った。
男性用小便器が一つあるだけだった。
小便器以外に個室があるわけではなかった。
汚い話で申し訳ないが、私は大がしたかったのだ。
その居酒屋はどうやら、男子トイレ/女子トイレで分けているわけではなく、手前のドアが男性用小便器で、奥のドアが個室トイレという分け方をしていた。
あまり頻繁には見ないが、たまにこういうお店もある。
なぜ店員は"手前"と指定した?
女性ならば、奥のドアしか選択肢はないが、男性はどちらも可能性がある。
オシッコするなんて言ってなくない?
それともこの居酒屋では💩しちゃいけないってこと?
いろいろとモヤモヤが残るお店だった。
内装や料理が素晴らしいだけに、残念ポイントがより一層際立った。
たぶんもう行かない。