年越しの話

2023年になった。

 

”2023”って中途半端な数字だが、素数ではないらしい。

1, 7, 17, 119, 289, 2023が約数とのこと。

なかなか錚々たるメンツだ。

 

 

 

今回の年越しは義実家で過ごした。

私が帰省しないということで、3年連続でお呼ばれした。

 

私達の世代は年越しは”紅白”派か”ガキ使”派に分かれていたが、私の実家では紅白一択で、義実家でもそうらしく今回も当然のごとく紅白を見た。

 

ただ、紅白というものに対しての見方が年々変わってきたように思う。

 

出演アーティストが全然わからないのだ。

 

高校生の頃まではTVをよく見ていたので、だいたいの出演アーティストのことを好きではないにしても把握はしていたが、最近は紅白で存在を知るアーティストが増えてきた。

今回の紅白も知らないアーティストばかりで、妻や義弟に解説してもらいながら見た。

 

完全にオッサンである。

 

オジサン世代は若者の流行になかなかついていけないが、私もその世代に足を踏み入れている。

 

 

紅白歌合戦の制作側としては、幅広い世代に受け入れてもらおうとしているようで、様々な世代のアーティストを出演させているようだった。

私は音楽を普段聞かないためにどの枠にも入っていないようで終始ポカン状態だったのだが、演歌歌手が出てきた途端なぜかホッとする自分がいた。

 

小さい頃は「演歌なんて誰が聞くんだよ」なんて思っていたのに、演歌歌手を待ち望んでいる自分がいるのだ。

もちろん普段演歌なんて聞かない。

演歌を聞くのは年に一度大晦日だけである。

逆にそれが”演歌=大晦日”という感覚になっていて、演歌が流れ始めた瞬間「そうだよ、こういうのでいいんだよ」という気持ちになったのだ。

 

ということで、今後も紅白では演歌を流してほしい。

 

 

 

ちなみに今回の紅白で一番響いたのはまさかの加山雄三

私はまだギリ20代で全く加山雄三世代ではないのだが、なぜか響いた。

審査員の黒柳徹子とのやり取りもなんか響いた。

 

 

 

ということで、今年もよろしくお願い致します。