ふと本屋で平積みされてある一つの本が目に留まった。
タイトルは「適職の結論」
よくあるキャリア本かとは思ったのだが、パラパラとめくって読みやすそうだったので、購入して読んでみることにした。
転職やキャリアについての考え方が書いてあった。
ここでは、その本をざっとまとめてみる。
転職すべきか否か
一番知りたいのはこれだ。
今いる会社にいていいのか、否か。
答えは簡単である。
「今の会社では物足りなくなってきたとき」である。
よくありがちなのは、「今いる会社が嫌だから」である。
しかし、今いる場所で意欲も持てず、成果も挙げられない人は、どこに行っても同じなのだ。
もし、「今いる会社が嫌だから」という理由だけで、転職を考えている場合は決してうまくいかない。(グサリと来る)
その場合は転職よりも先に、まず今いる会社で”中の上”の実力を身につけることが大事なのだ。
”中の上”の実力のつけ方
”中の上”の実力というと平均以上だが、これはやり方次第で誰でも身につけることができる。
「仕事に追われる」姿勢から「仕事を追いかける」姿勢へと変えるのだ。
仕事では必ずノルマや期限があり、多くの人々はそれらに追われている。
そこで、視点を切り替え、ノルマや期限を細分化し、計画に落とし込む。
そうすることで、気持ちは「追われる」から「追いかける」ようになる。
その姿勢を続けていると、気が付けば”中の上”の実力がついている。
どのような会社が向いているか
”中の上”の実力がついてくると、だんだん今の環境が手狭になってくる。
そうなったときが転職のタイミングである。(もちろん今の会社でキャリアアップしてもよい)
大企業だと30歳手前のタイミングでやってくる。
ここで、自分が社内の優良ラインに乗れていないと思ったり、今の会社にいても自分の思い描く未来には到達しないと思ったりしたら転職すべきである。
どういう会社に向いているか
いざ、転職すると決めたらいったいどういう会社に転職すればよいのか。
それは自分の強み、スキルを活かせる場である。
自分の強みやスキルは自分の成功体験を振り返って自分で見つけるものである。
そして、その強みやスキルを活かせるような業界、職種に転職するとよい。
こうやってまとめてみるととても当たり前のことを言っている。
しかし、だからこそ、納得するものがある。
自分の場合は、特に自分の強みもよくわからず、なんとなく、
転職した方がいいのかなあ、
今の会社にいたほうがいいのかなあ、
と思っていたが、
全然考えていないことに気付かされた。
それだけでもこの本を読んだ甲斐があった。
というわけで、自分の強みや人生の目的を考えてみたい。