就職とは自分の人生を会社に投資することである。
インベスターZを読んでいるとそのようなことが書いてあった。
まさに今自分はその投資の判断をしようとしている。
カウンセラーから「一度何らかの手段で職場環境をリセットした方がいい」と言われ、
三度目の休職に入ったということもあり、
転職について真剣に考えることにした。
現在の職種は製造業の設計職だが、
転職サイトに登録してわかったのは、
自分はもう第二新卒ではなく、
今後の仕事は今の経歴の延長で考えるしかないということだ。
転職エージェントに提案されたのは、
別の企業で設計職を続けるか、
製造業での経験を活かし、製造業コンサルになるか
といった二択だった。
進路について考えるのはとても苦手な自分にとっては、
選択肢が限られているのはある意味わかりやすくていいのかもしれない。
今の自分に与えられた選択肢は3つ。
転職をせず今の会社で働くか(部署は変えてもらう)、
別の企業で設計職を続けるか、
製造業コンサルにジョブチェンジするか、
である。
そもそも自分は何をやりたいのか。
最近はそんなことをぼんやりと考えている。
3つの選択肢それぞれを選択した自分を想像してみる。
そして、定年退職した際、自分はどの選択肢なら満足するだろうか。
すると、おそらくやはり自分はモノを世に出したいのだと気づいた。
そして、今の業界に愛着があり、今の業界を離れると絶対に心にもやもやしたものが残る。
自分のとるべき選択肢は、「転職をしない」なのではないだろうか。
しかし、その選択で本当にいいのだろうか。
おそらく今の会社で出世はないだろう。
何より今の会社では「休職した」という事実が自分の中に残り続ける。
それと向き合って仕事をこなせるだろうか。
転職すれば、今の仕事を手放してしまったという心残りが生まれ、
転職しなければ、「休職した」という事実と向き合っていかなければならない。
どちらが幸せなのだろうか。