開き直り

復職してから4ヶ月が経ったので、今の心情をメモ。

 

 

新環境の効果

今回は3回目の復職で、復職のタイミングで部署異動という配慮をしてもらった。

 

基本的に前の部署の人と一緒に仕事をすることはない。(同じフロアなので見かけはする)

 

業務内容もガラリと変わった。

今までと全く違う内容の業務を行なっている。

 

その効果が出ているのか、今回の復職は今までとは良い意味で違う感覚である。

 

 

2回目の復職と3回目の復職は約1年違いなので、去年の今頃も復職後4ヶ月くらいだった。

 

その頃の記事を読んでみると、大変しんどそうである。

 

「今日を乗り越えられる気がしない」

 

そんなことを思っていた。

 

 

今は全くそんな感情はない。

 

 

開き直り

今までとは違う復職ライフを送れているのは、間違いなく部署異動のおかげなのだが、特に自分の中で"開き直り"ができているのが大きいように思う。

 

全く新しい業務内容になったわけだが、それは自分で認識しているだけでなく、周囲の人間も認識している(と私は思っている)

 

それが"開き直り"しやすくなっている理由である。

 

 

たとえば、仕事で周囲が期待しているパフォーマンスをできないことがある。

 

ここで思うのだ。

 

 

 

「当然である」と。

 

 

 

だって、知らないんだから。

 

 

自分が知らないせいで、出来なかったとしても私は悪くない。

 

悪いのは説明や教育を怠った先輩方である。

 

(ここで、「人に頼ることばかり考えないで、自分で勉強する姿勢が大事」とか無責任なことを言ってくる人間がいるかもしれないが、独自ルールが多いくせに教育資料が皆無のこの会社ではそのロジックは成り立たない。自分の努力で吸収できる量には限界がある)

 

 

新しい部署ではそういう開き直り思考がしやすくなった。

 

 

取り戻した本来の自分

元々自分はそういう思考を持っていた。

 

大学の研究室では、ろくに指導もしないで責任だけ押し付けてくるポスドクがいて、そこで自分は教育の重要性を知ったからである。

 

もちろん、入社してからもそういう思考だった。

しかし、配属された部署では、「できないのは努力不足」思想の人間が多く、そのような環境に最初は抵抗していたものの、プレッシャーをかけられ、「お前のせいで周りが苦労している」という態度をとられ、責められているうちに、本当に「悪いのは自分の努力不足だ」と思うようになってしまった。

 

 

今の部署において、全員と接したわけではないが、少なくとも一緒に業務している人は、正論をきちんと正しいと認識できる人であり、私自身も"意識して"気兼ねなく思ったことを言うようにしている。

 

たまに自分が無知ゆえに迷惑をかけることがあり、一応そのときは「すみません」と言うようにしているが、内心は「いや、だって知らんもん。そっちが悪いっしょ」と思うようにしている。

表面上謝っているだけでも大人の対応である。

 

 

実際、今日も自分が知らなくて間違ったことをしていたようで、それを指摘された。

 

一瞬、「やっちまった」と思ったが、「いや、悪くない。だって知らないんだから」と思うようにした。

 

 

日本人の悪しき風習

「人のせいにするのはよくない」とよく教わるが、日本人はこれが行き過ぎて、たとえ自分が悪くなくても自分の責任にすることを美徳するような考え方があるように思う。

 

これは間違っている。

 

自分が悪くないのなら、きちんとそう主張すべきだ。

たとえ目上の人間に対してでもだ。

主張することすら美しくないと嫌う人間もいる。どうかしている。

 

 

 

自分が将来部下を持つようになったら、言いたいことを言えるような環境作りをしたいと思う。