花粉とマスク

春の足音。

 

 

 

異変

日曜日。

外出先から帰ってきて、着替えていると、やたらくしゃみと鼻水が出ることに気付いた。

 

なんだか喉がイガイガする。

 

コロナでも拾ってきたのか?

 

とりあえず様子見のため、その夜はすぐ寝た。

 

陽気

翌朝、すっかり体調のことは忘れていた。

在宅勤務の合間に、ベランダで洗濯物を干していると、またくしゃみが止まらなくなった。

 

ここで、気付いた。

 

 

まさか…もう始まってるのか…?

 

 

そして、やたら目が痒い。

間違いない。

 

 

花粉が…!!飛び始めているっ…!!

 

 

たしかにまだ2月とはいえ、寒さのピークは過ぎ去り、暖かくなってきた。

花粉が飛び始めたようだ。

(早くない?まだ冬だぞ?花粉頑張りすぎ)

 

 

関東の花粉は一味違う

日本人は2種類に分けられる。

 

花粉症の人と花粉症じゃない人だ。

 

私はガッツリ前者だ。

 

この世の全てのスギやヒノキが憎くて仕方ないし、なんなら花粉症じゃない人がいるという事実も憎い。

 

関東に出てくるまではあまり花粉を意識したことはなかった。

家の前には山があったにもかかわらず、それを苦に思ったことはなかった。

 

関東に来て、自分は花粉症持ちなのだと痛感した。

すごい量の花粉が飛んでいるに違いない。

春という季節が嫌いになるくらい、花粉症は辛い。

 

 

マスク

脱コロナに向けて、来月からはマスクの着用は任意にすると政府が言っている。

(そもそも今までも任意という立場じゃなかったのかよと思ったが)

 

本当に国民がマスクを付けなくなるかと言ったら正直半信半疑だ。

一度マスクを付ける習慣ができてしまったらなかなか抜け出すのは難しいように思う。

実際、マスクを付けていない人を見ると、すぐに「あ、あの人マスク付けてない」と思ってしまうくらい敏感になっている。

 

しかも時期が悪い。

3月は花粉がピークだ。

 

私としては、マスクが大嫌いなので、この機会に外したいのだが、花粉症のせいで外せない。

 

実際そういう人も多いのではないか。

 

こういう話を友人にしたら、

「俺花粉症じゃないけど、仮に花粉症だったとしてもマスク外すな〜」

と言っていた。

 

さすがにこれはエアプ。

花粉症エアプ。

なめすぎ。

 

 

結局当事者じゃないと分からないことは多い。