世の中はいわれのない批判であふれている

先日facebookを開いたときの話。

 

 

私は、小学校時代の友人とfacebookでつながっている。

私は中学受験をしたので、小学校卒業してから彼らに一度も会っていない。

ただ、つながっているだけ。

 

そのうちの一人が記事を更新していた。

その彼は教育系Youtuberを目指しているのか、どうやらYoutubeに教育系の動画をupしたとのことだった。

教員免許も取得しているらしく、教育関係に興味があるのであろう。

 

そのfacebookの記事にはそのYoutubeの動画も貼り付けられており、その内容が目に映った。

テーマは円の面積の求め方について。

なるほど、小学生向けの動画のようだ。

円の面積を求める方法がなぜ「半径×半径×3.14」なのかということを解説していた。

 

そして、そのfacebookの記事は、次のようなメッセージで締めくくられていた。

 

「日本の教育は公式の丸暗記をさせるばかりで、なぜそうなるのかといった理由や過程を説明しない」

 

 

アツいメッセージだ。

日本の教育界に一石を投じようとしている。

誰もが配信者となれるこの時代、Youtuberが今後の日本の教育を変えていくのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

…ただ、気になることが一つ。

 

日本の教育を変えていこうというアツい思いに水を差すようで悪いんだけども。

 

その動画内で説明していた内容なんだけど、

 

ちゃんと小学校の授業で習ったやり方なんよ。

 

円を微小なピザに無限個に分割して並べて長方形にするやつね。

 

私と君は同じ小学校だったから同じ教科書で同じ内容の授業受けているはずなんよ。

 

通っていた小学校は普通の公立高校で文科省認可の教科書だったから、多分同じようなことを全国の小学生は説明されているはずだと思うよ。

 

 

 

 

よく数学や物理の教育に対して、「公式の丸暗記をさせるばかりで、なぜその公式が成り立つのか説明しないのはよくない」みたいな批判を聞くけど、大概の教科書は公式の導入を記載していると思う。

自分が安易に公式丸暗記して終わりにしていただけなのでは、と思う。

 

 

 

日本の教育を変える必要があるということに対しては、否定はしないのだが、このような理由で批判されるとなると、文科省が少々かわいそうに思う。

 

 

 

世の中こんなことばっかりなのだろうな。