D・カーネギーの「道は開ける」を読んで自分なりに感想を述べていく。
今日は、
Part1 悩みに関する基本事項
1. 3 悩みがもたらす副作用
を読む。
悩みに対する戦略を知らない者は若死にする
本項で筆者が述べたいことは次のこと。
悩んでいると体調崩すぞ!
これだけである。
精神面が原因で体調を崩した人やそれに関わる医者のエピソードがいろいろと語られる。
胃潰瘍の原因のほとんどが精神面であると語る医者の話、若くして心臓病で死んだ会社重役の話、不安が原因で動けなくなった将軍の話などである。
悩みというものは、関節炎、虫歯、胃潰瘍、心臓病といったありとあらゆる病気を引き起こすという。
たとえビジネスで成功していて巨万の富を築いても、若死にしては意味がない。
悩みへの対処方法を知ることが大事なのである。
感想 ~ほとんどの病気は悩みが原因!?~
人間、悩みが理由で身体面でも体調を崩すことがある、というのは、今では広く知られていると思う。
実際に私も、会社を休むことになる直前期は、仕事中にしょっちゅう頭痛がしたり、夜眠れなくなったり、家で仕事のことを考えるだけで動悸や息切れがしたりした。
しかし、本項では、そのような症状だけでなく、ありとあらゆる病気の原因が悩みであるかのような書き方をされている。
私は医者ではないし医学的知識があるわけではないから、偉そうなことは言えないが、さすがにそれは言い過ぎなように思う。
悩みを解決したら癌も治った!というエピソードも語られているが、それはたまたまの奇跡なのではないかと。
まあ、それはあまり詰めないでおこう。
とにかく本項で言いたいのは、皆が思っているより悩みが身体面にもたらす悪影響は大きいということ。
たとえ給料が高くても、激務で体調を崩しては意味がない。
(弊社は激務で給料も安い)
まだ私は20代であまり意識することはなかったが、先日母が倒れてから健康の大事さというものを考えるようになった。
健康なうちはそのありがたみに気付かないが、健康は金で買えない。
一度病気になってしまうと、もう元の健康な生活に戻れないこともある。
この項は1章「悩みに関する基本事項」の最終項ということで、悩みというものの重さをよく理解して次の章を読み進めていきたい。