D・カーネギーの「道は開ける」を読んで自分なりに感想を述べていく。
今日は、
Part3 悩みの習慣を早期に断つ方法
3.5 悩みに歯止めをかける
を読む。
ストップロス理論
筆者は過去に株で大損をしたことがあるらしい。
そこで、株取引に詳しい専門家に失敗しないための秘訣を聞いた。
専門家いわく、株を購入する際に予め値下がりしたときに自動的に売る価格を定めておくことが重要であると言われた。
例えば、購入金額の5%下落した際に自動的に売却するように設定しておく。
そうすれば、損失は最大5%で済む。
これをストップロスオーダーと呼ぶらしい。
このストップロス理論を株取引だけでなく、普段の悩み事にも使うべきである。
予め悩みにかけられる時間を決めておき、それ以上悩むことはしないようにする。
そうすれば必要以上のコストをかけなくて済む。
世の中にはほんの些細なことをいつまでも根に持っている人がいる。
それを悩んだところで人生は決して良いものにならないどころか、時間がどんどん無駄になる。
自分達がそうならないように、以下の質問を自分に問いかけ、このストップロス理論を普段の悩みにも適用すべきである。
その悩みはどれだけの重要性があるのか。
その悩みにストップロス理論を適用して忘れることはできないか。
その悩みに必要以上のコストを払っていないか。
感想 ~わかってはいるけどなかなかできない~
私は過去の失敗を引きずりがちである。
些細な失敗でも、一つ一つ鮮明に記憶している。
まるで「自分の失敗アルバム」が頭の中にあるようである。
そのアルバムを時折、取り出して、思い出して、恥ずかしい気持ちになったり、悔しい気持ちになったりしている。
全くの無駄な行為である。
このストップロス理論をうまく適用できればもっと楽になれるのに。
(正直、このストップロス理論という喩えはあまり正確に表現できていない気がしている)
もう必要以上にその失敗とは向き合った。
それでも思い出してしまうのである。
頭では無駄だと分かっているのに思い出してしまう。
本項では、必要以上にコストを支払ってはいないかと自問することが大事だと書いてあるが、それはできているのだ。
問題はその後どうやってきちんと忘れられるかである。
そこが自分の中でまだできていないところである。