D・カーネギーの「道は開ける」を読んで自分なりに感想を述べていく。
今日は、
Part3 悩みの習慣を早期に断つ方法
3.3 多くの悩みを閉め出すには
を読む。
その不安の確率はどれくらいか
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筆者は幼い頃ありとあらゆることに悩んでいた。
自分が将来埋葬されるときに実はまだ生きていたらどうしよう、稲妻が自分に落ちたらどうしよう、自分が将来結婚できなかったらどうしよう、不景気になって飢えたらどうしよう、といった具合である。
しかし時がたつにつれて、彼はその悩みのほとんどが決して起こらないのを知った。
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戦時中、ある海兵たちは自分がハイオクタンカーに勤務することになったとき、ひどくこわがった。
もし、敵の魚雷がタンカーに命中したら、そのタンカーは爆発し、一瞬にして命を落とすと思ったからである。
しかし、アメリカ海軍は以下の事実を公表した。
実際は魚雷が命中しても6割のタンカーは沈没しなかったこと、沈んだものの中で10分以内に沈んだものはわずかであったことである。
これによって海兵たちの不安は取り除かれ、元気を取り戻した。
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悩みのほとんどは現実のものではなく、想像上のものなのだ。
悩みの習慣を断ち切る方法の一つは、
記録を調べ、その不安が実際に起こる確率を考えること
である。
感想 ~そんなの当たり前では~
私にとってこの項はあまり役に立たなかった気がする。
なぜなら私からすれば当たり前のことであるからである。
私はわりと数字を重視する性格だと思っている。
たしかに悩みの多い性格だが、確率の低い事象に思い悩んだりはしない。
私の不安の多くは、実際過去に起こったことである。
また仕事でうまくいかなかったらどうしよう、また病んでしまったらどうしよう。
実際過去に起こったから、また起こるのではないかと心配するのだ。
決して稲妻の命中のような実現確率の低いことではない。
だから今回の教訓はあまりピンときていない。
(実は気が付いていないだけで、結構確率の低いことを不安視している?)