ボードゲームをやっていて楽しい瞬間

ボードゲームを作りたい。

 

 

しかし、まだ何もアイディアがない状態である。

 

そもそもアイディアとはどのように出せばよいのか。

 

 

ボードゲームの構成要素を大きく3つに分けるとしたら、

テーマ、メカニクス、デザインといったところか。

 

デザインは最後に決めるとして、

テーマから考えるべきか、

メカニクスから考えるべきか。

 

 

どちらがいいのだろうか。

 

こういうクリエイティブな活動をしたことがないからあまりよくわからないので、

 

とりあえず同時並行で考えていきたい。

 

 

テーマ、メカニクスともに、ユーザーにどのような体験をしてもらいたいかを考えることにする。

 

 

それはすなわち、自分がどういう体験が好きかに通じると思う。

 

 

ということで、今まで自分がボードゲームをやってきて、

どういうときに楽しさを感じたかを挙げていきたい。

 

 

自分の思い通りに事が運ぶとき

基本的にボードゲームは対戦ゲームである(協力ゲームも多数あるが)

 

プレーヤーは皆敵同士で、誰が勝者になるかを競う。

 

当然それぞれのプレーヤーの思惑がぶつかり合うので、

 

なかなか思い通りにはいかない。

 

 

しかし、まれにびっくりするくらい自分の思い通りに行くことがある。

 

 

これは「あやつり人形」というゲームをやっていたときの話だが、

 

そのときは、他プレーヤーが何を考えているかが手に取るようにわかり、

 

自分はその上を行くことができた。

 

あの瞬間はたまらなく気持ちよかった。

 

当然のことながら圧勝した。

 

 

強プレーヤーはいつものことなのかもしれないが、

 

あの体験はボードゲームの醍醐味だと思う。

 

敵を出し抜くアイディアが浮かんだとき

ボードゲームは基本対戦ゲームなので、

 

それぞれの思惑がぶつかり合う、と既に書いたが、

 

その中で敵を出し抜くアイディアが思い浮かんだときはとても気持ち良い。

 

 

「天下鳴動」というゲームをやっていたとき、

 

誰も思いついていない策をとったとき、

 

周りの「やられた…!!」という反応がヒシヒシと伝わり、

 

最高に気持ちよかった。

 

 

ゲームの本質や奥深さを真に理解したとき

良いボードゲームとは、一見よくわからないルールの中に本質が隠れていることがある。

 

初めてプレーするゲームは当然まずルールを理解しようとするが、

 

たいていよくわからない。

 

とりあえずやってみるか、という感じでプレーしていくが、

 

時折、「これってこういうゲームだったのか…!!」と本質を掴むことがある。

 

その瞬間は、いわばアハ体験のようなもので、

 

それまでと全くそのゲームへの見方が変わる。

 

これも楽しい瞬間である。

 

 

プレーしている間は結局最後までよくわからず終わることもある。

 

そういうときは、ググって攻略ページを見ると、

 

「なるほど」と感じることがあり、これも気持ちいい。

 

カタンの攻略ページを最初に読んだときがまさにその感覚だった。

 

非日常感を抱くとき

非日常感もボードゲームならではの体験であろう。

 

たとえば、正体隠匿ゲーム。

 

自分の正体を偽る、他人の正体を見破るという体験は、

 

普段の生活ではまず起こりえない。

 

レジスタンスアヴァロン」をやっていたとき、

 

「この中に確実に嘘をついている人間がいる…!!」とわかったときの驚きはとても楽しい。

 

 

 

こんなところだろうか。

 

これらの楽しさはどこか人間の本能と繋がっているのかもしれないがその分析はまた今度。

 

 

自分もこのような体験をさせるゲームを作り出してみたい。