今年一年新しいことをするシリーズ、三回目。
今週はVEリーダーの試験を受けた。
バリューエンジニアリング
先日、上司からこんなメールがきた。
「VEの資格を受けてみませんか?」
VEとは、バリューエンジニアリングの略で、日本語に訳すと価値工学のことである。
あまり知られていない分野だが、新製品を開発する際に、既存の製品の延長で考えるのではなく、顧客目線で本当に必要な機能から考える手法をまとめたものである。
戦後、アスベスト問題をきっかけにアメリカのGE社で始まり、日本に輸入された分野らしい。
会社の研修で一度、VEについて学んでいたので、VE自体は知っていたが、資格のことは知らなかった。
VEリーダー(VEL)とは、どうやら、VEの考え方を理解している人に与えられる資格らしく、調べてみたところ、何の価値もなさそうだった。
今後のキャリアに活きてくることは全くなさそうだったが、受験料は会社負担で、受験は出張扱いらしいので受けることにした。
(ちなみに受験料は2万円。普及させる気ないだろ)
どうやら会社の部内で、ある一定数受験させなければならないノルマがあるらしく、それで暇そうな自分が推薦されたのだろう。
おそらく会社全体で何名有資格者かをアピールするのであろう。しょうもない。
勉強したこと
参考書は会社が支給してくれた。
問題集は自己負担だったので、定価1000円だったが、メルカリで600円で買った。
勉強したことは、参考書を一周読んで、問題集を二周した。
問題集は2時間あれば一周できるくらいの内容の薄さ。
まあこんな資格に意味ないし、全く勉強のやる気は起きなかったが、落ちるとそれはそれで恥ずかしいので、最低限の勉強だけした。
テストセンター
試験はテストセンターで受けた。
就活のSPIで来て以来の久々のテストセンターだった。
しかし、就活生は全くおらず、皆スーツやオフィスカジュアルのビジネスパーソンばかりであった。
そんな中私服(ジーパン)の自分は若干浮いてはいたが、私服通勤が許されているから仕方ない。
テスト内容は、問題集の焼き直しといった感じで見たことのある問題がちらほらといった印象。
ただ、「これわざわざ問題にする必要ある?」と疑問に思うような穴埋め問題もあり、あまり好きになれなかった。
テスト時間は90分だったが、30分で十分だった。
見直しするモチベもなく、早々に退室。
退室するとその場で結果が出る。
結果は合格(84.5点/100点)
思ったより失点していてショックだったが、合格点の70点は超えていたので問題なし。
気分転換
この体験から新たに得られた知見は特にないが、全くと言っていいほど出張のない自分にとっては、出張できたし、いい気分転換になったのでよかった。
まあ出張と言っても、通勤経路なので新しさはなかったのだが。