達成感とクエン酸

普段達成感を感じていますか?

 

 

なんか宗教の勧誘みたいな出だしだが、違う。

(最近話題だ)

 

 

 

自分の人生を豊かにするうえで、達成感って重要だと思うのよ。

 

なんでこういうことを言っているかというと、最近達成感がないから。

 

 

 

ここ最近漠然とした物足りなさがあって、なんでだろうと思ったら達成感がない。

 

達成感ってどういうときに感じるかっていうと、何かを成し遂げたときだと思うのよ。

 

要する仕事がつまらない。

 

 

 

今の仕事は、社内のプロジェクトでかかった費用を項目別・期間別に集計して表・グラフにする、という作業。

こんなの機械でできるじゃん。

(実際、社内のデータを自動で集計して表示するプログラムを作ってしまった)

クリエイティビティのカケラもない。

 

 

あー、刺激がない。

 

 

人間刺激がないとなんかいろいろ考えてしまう。

ふと昔のことを思い出して、「あの頃は充実してたなー」とか、「あの頃のあの日々はもうないのかー」とか。

例えるなら、

「良かった事だけ思い出して

やけに年老いた気持ちになる」

とか

「想い出は いつも キレイだけど

それだけじゃ おなかが すくわ」

みたいな感じ。

(なんか違う)

 

だんだんマイナス思考になっていく。

「自分がもっとうまくやっていれば、両親との関係はもっと良好だったのではないか」とか、「自分はこのまま親孝行する機会のないままでよいのだろうか」といった、普段蓋をしている心の闇の部分が顔を出してくる。

 

 

 

ふとテレビを付ける。

義理の兄が某放送局でディレクターをやっているのだが、某朝の番組で取材した映像が映っていた。

 

すごい。

まさに社会に貢献するというのはこういうことなのだろう。

それに比べ、自分は…

エクセルホチポチ…

 

 

 

 

 

これは精神衛生上良くない。

 

なにか別のもので心を埋めなければ…

 

 

 

スマホが鳴った。

「水回り掃除」のリマインド通知だった。

 

トイレ・洗面所・風呂の掃除は私の担当なのだが、私は掃除嫌いで後回しにしがちなので毎週通知が来るようにしている。

 

なんか掃除に対するモチベーションが上がった。

 

 

 

ガッツリやろう。

 

掃除のやり方を調べて始めて知ったのだが、水アカを落とすにはクエン酸を使うとよいらしい。

もちろん軽めの水アカなら水掛けて擦れば落ちる。

だが、たまに頑固な水アカもいて、強めに擦らなければ落ちないやつもいる。

これがクエン酸かけると簡単に落ちるのだ。

(水道水には塩素が入っており、これがアルカリ性なので、酸性のクエン酸と反応するのだ。

電気ケトルの水アカもクエン酸使えばめっちゃ綺麗になるよ)

 

くえんさん って すげー!

(マサラタウンにこんなこと言うやついたよな)

 

風呂掃除は、水道水・石鹸由来のアルカリ性汚れもあるが、人間の皮脂由来の酸性汚れもある。

これにはアルカリ性重曹を使うとよく落ちる。

 

じゅうそう って すげー!

(マサラタウンに以下略)

 

ちなみにクエン酸重曹を同時に使用するとそれらが反応して危険なので注意。

 

 

風呂の排水溝にパイプユニッシュをぶっかけてしばらく放置すると、ヘドロがごっそり落ちる。

 

ぱいぷゆにっしゅ って すげー!

(マサラタウンって「まっさら」から来ているらしいよ)

 

 

かがくのちからを駆使したら水回りが目に見えてピカピカになった。

 

なんだこの高揚感は。

 

 

 

ひとりのときに掃除したのだが、掃除したことは妻にもすぐわかったらしく、褒められた。

(私は鈍感なので、他人に掃除してもらっても気づかないが、妻は必ず気付くのですごいと思う)

 

自分のやったことに対してプラスのフィードバックがあるとやはり気持ちがいいものだ。

 

 

 

 

ひとまず精神に安定が訪れた。

 

仕事楽しくならないかな。

このままだと家中がピカピカになってしまうぞ。