ウー!ハー!
共通の話題
会社で一緒に過ごす人が同世代とは限らない。
30歳ほど離れた人と関わることもある。
歳の離れた人と会話をするときは共通の知識があるとは限らないので、少し気を使う必要がある。
気を使いすぎて当たり障りのない話しかできないのもザラだ。
ついつい天気の話題をしがちなのは、確実に共通の話題になるからだと思う。
たとえ同世代であっても、話が合うとも限らない。
全く違った環境で育ち、違った趣味嗜好をしていると話が噛み合わない。
そういう意味で自分の周囲の人間の"人となり"を知っておきたいのだが、職場の人間にプライベートのことを聞くのも憚られる。
ポケモン世代
そんなことを思っていたのだが、今日とある出来事があった。
私が今の業務の愚痴をチャットで関係会社の社員にこぼしたときのこと。
私はとある資料に対していろんな部署の承認を受けないといけないのだが、
「これって途中の審査員に否認されたら、最初からまたやり直しなんですよ。ポケモンの四天王と同じシステムです」
とチャットで送った。
送ってすぐに、やっちまったかと思った。
なぜなら相手の社員は私より10歳ほど歳上(今年で40)なのだ。
ポケモンネタ通じないのでは…?
そう思っていたらこんな返事がきた。
「じゃあ、ウー!ハー!って言われてるんですね(通じない?)」
通じた…!
正直言うと、ポケモンの赤緑はプレイしていないので私は詳しくないのだが、たしか初代は四天王に格闘タイプを使う男がいて、こんなこと言ってた気がする。(実際当たりだった)
私の中でポケモンネタというのは、どこか自分達から下にしか通じないように思っていたが、実際はもう少し上の世代まで知っているのだ。
私が幼稚園の頃にアニメのポケモンが始まったので、自分達が最初の世代かと思っていたが、ゲームの赤緑をリアルタイムでプレイしていたのは10歳上くらいの世代らしい。
ポケモン世代はもう40まで来ている。
改めて考えると結構驚きだ。
ポケモンが全世代に通じる時代も遠くないのかもしれない。
(ポケモンGOブームで既にだいぶ近いところまで来ている気はする)
通じるネタ通じないネタ
この先を行っているのが、ドラえもんだ。
「あの人はここのジャイアンだ」「あいつはスネ夫みたいなやつだ」「どこでもドアがあればなあ」で意味が通じてしまう。
これは冷静に考えるとすごいことだと思う。
もはや1コンテンツではなく、文化になっていると言っていい。
通じると思われているが意外と通じないのがドラゴンボール。
上の世代は「知ってるでしょ」みたいな感じで接してくるが、私の世代以下は結構知らない人が多いと思う。
(私は一通り読んだので通じる。)
あと私はスラムダンクも読んでいるので、オジサントークにある程度ついていける自信がある。
ただ、北斗の拳はマジでわからん。ラオウって結局誰?カップ麺?
逆に、元ネタ知らない癖に擦られているのがジョジョ。
ジョジョネタ使っているやつの何人がちゃんと読んだうえで言っているのだろう。
ただ、私は6部まで読んだので6部までのジョジョネタはわかるはずなのだが、ジョジョガチ勢のジョジョネタはマジでついていけない。
私としては、ジブリネタも広い世代に通じるはずだと思っているのだが意外と通じない。
誰かに急かされたとき、「40秒で支度します!」とボケたのに相手がキョトンとしている、「そんな急がんでも…」みたいな顔をしているときは悲しくなる。(なんならちょっと引いてる。ラピュタぐらい見ろよ…)
明日から使えるフレーズ
通じる通じないの判断が必要ではあるが、通じた人にはどんどんポケモンネタを振っていきたい。
今のうちにレパートリーを増やしておこう。
仕事をサボっているのを上司に咎められたら、「今ちょっとはかいこうせんの反動で動けないんですよ」と返そう。
たぶん許してもらえる。