ハワイ旅行記③

ハワイ旅行記
二日目編。

 

朝食

一晩寝たからか、疲れはだいぶとれていた。

朝、日の出の時間にビーチを散歩し、(ワイキキビーチからは日の出は見れない)
改めて美しい街並みに感動した。

しばらくして朝食の時間になった。

ハレクラニホテルという現地の有名(らしい)ホテルのレストランでバイキングというのが、旅行プランに付帯していた。

これがなんとまあめちゃくちゃ美味かった。
目の前で自分の指定した具材でオムライスを作ってくれる。

日本人向けの料理もあり、とにかく美味しかった。

半屋外となっているレストランはのどかな空気が気持ちよく、美しいビーチを見ながら食べる料理は最高だった。

例のごとく盛り方が下手

そこでみんなが何を話していたかというと、「住んでいるマンションの自転車置き場のルール」とか「マンションへのエアコン取付をどうするか」といった超どうでもいい話で、
「太平洋のど真ん中でなんちゅう地元の話をしているんだ」とそれがまたどこか可笑しかった。

のどかな景色
遅刻

昼過ぎ、私達はダイヤモンドヘッドに向かうことになっていた。

ダイヤモンドヘッドとは、ホノルル市街から車で15分行った場所にある崖で、ここからホノルル市街を一望できる名所だ。

LeaLeaというバスの無料券を私達は持っており、そのバスが1時間に一本ということで、それに間に合うようホテルのフロントに集合することになっていた。

が、私達以外は集合時間を勘違いしていたようで、バスに間に合わなかった。

ここで妻の機嫌が悪くなった。

もともとこの旅行の先導役は私達夫婦が行っており、各手続きは私達がすべて行い、アレンジメントしていた。

それ自体は良いのだが、正直なところ他のメンバーがそれに甘えている節があった。

やりたいことは言うが特に自分から調べることはしない、移動も予約も全部私達任せといった雰囲気がどこか出ていたのだ。

海外旅行に不慣れということもあり仕方ないところもあるのはわかるが、少し負担になっていたのは事実で、それに対する不満もあったのか妻の機嫌が悪くなった。

結局ダイヤモンドヘッドへはタクシーで行くことになった。

行きの車内で皆が必死に妻に
「ごめんね、あとで食事おごるから許して」
となだめ、
それに対して妻が
「別に怒ってないから(怒)」
と返すというやり取りが繰り返され、これを私はずっと笑って見ていた(一番よくない)

 

この一連のくだりは、帰国してからもずっとネタにされている。

 

ダイヤモンドヘッド

ダイヤモンドヘッドに到着した。

正確には、クレーターの真ん中に到着した。

国立公園入口

ダイヤモンドヘッドとは過去に火山が噴火し、マグマを噴火し終えた空洞部分が丸ごと沈んだクレーター(カルデラ?)になっている。

ここの真ん中に到着し、市街を一望できる崖の頂上に向かって数十分歩く。

周囲が溶岩で荒廃した丘に囲まれ、くねくねとした道を登っていく過程は、どこか大地の力強さというものを感じ、とても気持ちが高ぶった。
(私は日本には無い海外の自然に触れるのが一番好きかもしれない)

荒廃した大地

ダイヤモンドヘッドの頂上に到着し、それまで溶岩の大地しか見えなかったが、そこでようやく視界が開けた。

そこからの景色は言葉には表せないほど美しかった。

ホノルルを一望

ホノルルの美しい街並み、きれいな海やビーチが一望でき、後ろを振り返ると巨大なクレーターがある。
素晴らしい体験だった。


夕食

夕食は、妻と二人でディナーをとることにしていた。

二人のディナーの時間を設けることには賛同してもらっていた。

私達以外の5人は別のレストランでステーキを食べながら、昼間の遅刻をきっかけに私達に頼り過ぎていたと気づかされ、反省会をしていたらしい。

私達二人は海沿いのレストランでおしゃれな料理を食べた。

他のテーブルでは金持ち家族の団欒の時間が繰り広げられていたり、金持ちそうな中年夫婦が静かなひとときを送っていた。

静かな雰囲気

 

雰囲気も客層もおしゃれなレストランで、品の良さそうな中年夫婦のテーブルの瓶ビールがなぜかアサヒスーパードライで、

瓶に大きく「辛口」と書いてあるのが、全く状況と合っておらず私達にとっては妙に可笑しかった。