ハワイ旅行記。
4日目~帰国編。
Uber
この日は帰国日。
楽しかったハワイ旅行もあっという間に終わりになり、帰国しなければならない。
空港までUberで行くことになった。
私達は2台のUberを呼び、分かれて乗車した。
私の乗った車では、私が助手席、後部座席に義両親が座った。
私は現地のタクシーに乗るとせっかくなので運転手とコミュニケーションを取るタイプだ。(日本では絶対しないが)
しかし、このUberの運転手はとんでもなかった。
延々とハイテンションでしゃべり続けるタイプだったのだ!
私が最初に
「あなたはハワイで育ったの?」
と聞いてから、それ以降その口が閉じることはなかった。
40歳くらいのスキンヘッドのその男性は、
"Yeah!! This is my city!!"
と答え、ハワイがいかに素晴らしいかを語り始めた(正確にはあまりにも速い英語で何言っているかわからなかった)
途中、急に路線変更したかと思うと、
"This is a short-cut route! Secret route!! Shh!"
と言い始め、
「えっ、こっちの方が早いの?空港にできるだけ早く着きたいんだけど」
と私が言うと、
"OK! OK! This is a super spy route! Yeah!"
と言っていた。
車内にかかっていたラジオで流れ始めた音楽がどうやらお気に入りの曲だったようで、急に歌い始めた。
義母は「この人酒飲んでんじゃない?」と心配していた。
なんとか無事空港に着くと、妻の乗っていたもうっぽうのUberはとうに到着しており、
「なんか遅かったね」
と言われてしまった。
super spy routeはなんだったのか。
帰国
帰りも同じようにJALの直通便。
帰りは機中泊ではなかったこともあり、あまり疲れなかった。
到着し、空港に降り立った瞬間。
もあっとした湿気に襲われ、日本に帰ってきたと実感した。
大事なものは何か
今回の旅は、義家族と行くということもあり、なかなか手続きや調査ごとなどの負担は大きかった。
円安ということもあり、かなりの出費だった(本当にしゃれにならない出費だった)
でもやはり行ってよかったと思う。
間違いなく人生にとって大事な思い出になったし、それは7人全員にとってそうだ。
たった数日間だったが、帰国してからも、何度もあの旅行の話をしては、笑い合っている。
そう考えると、出費に見合っただけの体験はできたように思う。
今まで、特にこの数年間、私は「いかに貴重で珍しい体験をするか」といったことばかり考えていたように思うが、そうじゃないのかもしれない。
「大事な時間」とはそういうことではなく、後から「幸せだった」と振り返れるような時間なのかもしれない。
(ここでうまく表現できないのがもどかしい)
ということで、今年の出費はどえらいことになったが、これで良かったのだと思う。
(貯金はこれから)