30歳になった。
30歳になってしまった。
20代という枠組みから外れたことに驚きを隠せない。
たしかに「若いね〜」と言われる機会が減った気がする。
なんなら口には出さないまでも後輩に「若いね〜」と思う機会が増えてきた。
もう若者ではないのだ。
いつまでも若くありたいと思っていたが最近は受け入れつつある。
大事なのは歳相応の中身を持っているかだと思う。
若者は多少ヘマしても、ある程度の範囲であれば「しゃあねえな」で許されるところがあるが、さすがに30にもなってしょうもないことはできない。
30代なら30代なりの人間性を持っていたいと思う。
「この人30過ぎてもあんなしょうもないこと言ってるの?」と思われないようにしたい。
20代を振り返ってみると、前半と後半で大きく違う。
20-24は学生時代がほとんどだったので、学業も遊びも多種多様な思い出がある。
学業の面ではいろんな知識を付けた。
遊びの面では、元々家に引きこもりがちだった性格が徐々に人と交流する楽しさを覚えていった。
海外旅行の面白さに気付いたのもこの時期。
一方、社会人になった25-29は思い出のレパートリーが少ない感覚がある。もちろん結婚等のライフイベントもあったし、趣味も増えたので、それなりに思い出はあるがどこか薄味だ。
コロナで仕方がなかったのかもしれない。
体調を崩して何度も休職したり、両親のことで思い悩んだりと、いろいろと自分のことや今後の生き方のことに考えることが多かったように思う。
30代はどんな10年になるか全く予想はできないが、おそらく一瞬で過ぎ去るのだろう。
最後に一つ。
先日とあるYouTubeで「最近薄毛を気になり始めた」という発言があり、それを聞いて思わず自分の頭皮を確認した。
「いつまでも若くありたいと思っていたが最近は受け入れつつある」と言ったがまだ受け入れきれていない。