「道は開ける」~2.1 悩みの分析と解消法~

D・カーネギーの「道は開ける」を読んで自分なりに感想を述べていく。

 

今日は、

 

Part2 悩みを分析する基礎技術

2.1 悩みの分析と解消法

 

を読む。

 

問題を三段階に分ける

1.2項で悩みを解決させる魔術的公式を扱った。

 

strawpenguin.hatenablog.com

 

しかし、これですべての悩みを解決できるわけではない。

 

ではどうするか。

 

本項では問題を次のように三段階に分けて分析することを提示される。

 

1. 事実の把握

2. 事実の分析

3. 決断と実行

 

1. 事実の把握

事実を把握する。

 

とても重要なことである。

 

事実を整理できていなかったり、事実を誤って認識していたりすると、問題は決して解決しない。

 

そのため、公平な客観的な立場で事実を集めることが求められる。

 

しかし、それは意外と難しい。

 

人間、既に考えていることに合致する事実ばかりを探し、他の全てを無視してしまうからだ。

 

そこで事実を客観的態度で眺めるのに効果的な二つのアイディアがある。

 

(1) 情報集めは自分のためではなく、誰か他人のためなのだと思うようにする

(2) 自分の反対側の立場に立って反論するつもりになる

 

この二つの方法で事実を両側から客観的に見ることができる。

 

2. 事実の分析

事実をすべて集めたら次にやることは分析である。

 

ここで筆者がおすすめする方法は文字に起こすことである。

 

文字に起こしながら以下の2点を考える。

 

1. 悩みの種は何か

2. それに対して、自分は何ができるか

 

悩みの根本原因は何かを考え、それに対するありとあらゆる手段を書き記す。

 

そうすれば自ずと自分の取るべきことが見えてくる。

 

3. 決断と実行

自分の取るべき行動が見えたらあとは実行に移すのみである。

 

ここで重要なのは、その行動の結果に対する責任や心配を捨て去ることだ。

 

考えなおしたり、ためらったりしてはならない。

 

ある限度以上考え続けると逆に混乱することすらある。

 

自分を信じて実行に移すのみである。

 

感想 ~感情を一旦置いて事実を見つめる~

 

この項で重要だと思ったのは、客観的に事実を見つめることである。

 

私は悩んでいるとき、たいてい頭の中が整理できていない。

 

そして事実と感情の線引きが出来ていないことが多い。

 

大事なのは、感情を一旦別の場所に置いて事実を直視することだ。

 

そのために、ここで述べられている客観的に事実を見つめる手段をこれから実践していきたいと思う。