こんな社会人は嫌だ

在宅ワーク

 

最近ほとんど在宅勤務にしている。

 

 

なぜなら会社に行く必要がないからだ。

 

 

今の仕事は、ノートPC1台あれば完結する。

会社でしか使えないツールや設備などは必要ない。

会社に行くメリットがない。

 

 

そして家から会社まで片道1時間かかるので、出勤することはむしろデメリットしかない。

 

 

在宅だと人の目を気にしなくていいので好きにだらだらできるのも大きい。

 

 

ということで、会社には週に一回だけ行くようにしている。

 

本当はこの週一回の出勤すらやめて完全リモートにしてしまいたいのだが、毎週火曜日は私のために上司が勉強会を開いてくれるので出勤している。

(この勉強会もオンラインでやれるとは思うが私のために開いてくれている手前、なんとなく出勤している)

 

 

頻度が少ないゆえにつらい

在宅勤務が主な生活をしていると、この週に一回訪れる出勤がつらくて仕方がない。

 

いつもより早く起きなければならない。

着替えをしなければならない。

混雑した電車に乗らなければならない。

 

本来ならば社会人として当たり前のことだが、頻度が少ないゆえに一層つらく感じる。

 

 

しかも出勤する目的の勉強会もなんとなく億劫だ。

私が要望して、私のために上司が開いてくれているのでこんなことを言うのは失礼なのだが、基本的に私が事前準備して私が話す形式の勉強会なので、エネルギーが必要だ。

 

 

なにかと言い訳してこの出勤をサボりたくなる

 

葛藤の朝

この記事を書いている今日がその火曜日である。

 

当然今日は出勤日。

 

だが、例に漏れず億劫だ。

 

体調が悪いとか言って在宅に切り替えたいところだが、あいにくその手は先週使ってしまった。(先週は実際調子悪かった)

 

今日はさすがに行かねばなるまい。

 

先週の出勤をサボったので2週間ぶりの出勤になるわけだが、より一層億劫になっている。

 

朝目覚ましを止める瞬間、着替えている瞬間、家を出て最寄り駅まで歩いている瞬間、何度もサボれないか葛藤した。

 

だが、ギリギリのところで義務感が勝った。

 

「あー嫌だ嫌だ」と言いながら会社にたどり着いたのである。

なんだかんだで嫌なこともちゃんとこなす。

 

そう、社会人なのだから。

 

着いてしまえばこっちのもんである。

あとは働くだけ。

 

そう思いながら、首にかけた社員証を出すため、ダウンジャケットのチャックを下ろした。

(うちの会社は紛失防止の為、通勤時は社員証を首にかけることが義務付けられている)

 

 

 

 

ん?

 

 

首にかけた社員証??

 

 

今日社員証を首にかけた覚えなくね?

 

 

 

ハッ

 

 

社員証忘れたーーー!!

 

 

社員証はいつも朝に家を出るときに首にかける習慣にしていたのだが、2週間ぶりの出勤となると、そんな習慣もなくなってしまう。

 

 

うちの会社はセキュリティに厳しいので社員証がないと敷地内に入ることができない。

「宿題持ってくるの忘れましたー」で許される小学生とは違う。

 

そう、社会人なのだから。


会社の最寄駅から会社までの徒歩2分の道は、会社に通勤する人の流れができている。

その流れを堰き止めるかのように私は立ち尽くした。

 

すぐさま引き返し家に帰ることに。

 

一人だけ流れに逆行しているので、出勤する人々から変な目で見られている気がする。

 

 

こっち見んな。

 

 

 

仕方ない、今日は家に帰って在宅に切り替えよう。

勉強会もオンラインでやらせてもらおう。

 

 

意地の悪い神様に「お前、在宅にしたかったみたいだからそうしてやったぞ」と言われているような気がした。

 

 

そういうことじゃねえよ。